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既成食品が食べられなくなった話

既成食品が食べられない。

レトルト、冷凍食品、菓子パン、カップラーメン。
コンビニのおにぎりや温めるだけのおつまみは食べられるから、ただの気持ちの問題。

父も育ての母も料理はからきしで、朝は菓子パン昼は給食(休みの日はカップラーメン)、夜はレトルトのローテーション。
それが何年も続くとさすがに飽きてきて、それどころか胃が受け付けなくなってくる。

給食だけが唯一の楽しみだった。
おかわりの争奪戦に死に物狂い、おかげで動体視力が鍛えられたのかじゃんけんは8割がた勝てる。(  ˙꒳​˙ )vブイ

そんな時、転機が訪れた。

我が家の天使、弟が生まれた。

義母、ついに料理を始める!!!


しかし、ひとつ大きな誤算があった。


私は義母にものっっすごい嫌われていた。


当然私のごはんはレトルトのまま。
食事の場所も時間も弟たち家族とはずらされ。
どころか義母は弟にかかりきりで、カチカチの冷凍ごはんに常温のレトルトがかけられていることも。

いや、用意してくれるだけありがたいけど、ねえ??

キッチンは出入り禁止だし(お菓子をつまみ食いしたのがバレた笑)、レンジの使い方は知らないし。

かじったお米は硬かった。


会社の先輩に菓子パンの差し入れを貰う度、思い出すあの頃。

最近では少し食べられるようになってきたけれど、まだまだ毎日自炊の日々。

具合が悪くなった時、何も食べられず餓死……
とか、しそう。ひぇ…。

また食べられるようになったらいいなあ。
特訓じゃー!!

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