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マレーシア移住はオススメなのか?

 今回はマレーシア移住について取り上げます。最近、何かと話題のマレーシア。お隣シンガポールも日本人の移住先として有名な面がありますが、シンガポールのビザ厳格化に合わせて、マレーシアに移住をする人も多くなってきました。さて、そのマレーシアの移住はどうなのかについて言及したいと思います。

1. マレーシアの概要

 上記JETROのデータを見ると、マレーシアは日本よりも13%小さい国土面積に人口3000万人が生活する国です。人種や宗教、言語など、様々な面で多様性があります。様々な人種が同じ空間で生活しているので、当然ながら、文化面でも多様性がありますね。

 食事面を例にとると、マレーシアに旅行するとよくわかりますが、食事がマレー系、中華系、インド系と分かれているのが目立ちます。また、多様性のある国家だけに、5星ホテルでは、豚が使われない場合も比較的あります。前回行ったマンダリン・オリエンタルの豚肉の食事は全て鶏肉での代用だった印象です。

2. 仕事はどのようなものがあるか?

 シンガポールの友人に聞いた限りにはなりますが、少なくともコンサルはありますね。ただ、日本人ができる投資銀行業務やファンド業務的な仕事はほとんどないという認識でいた方が良さそうです。

 基本的には事業会社で働くことになりそうですが、賃金はそれほど高くはありません。日本人で募集している職種としては、コールセンターとか、それに伴うTalent Acquisitionでの採用となりますね。Business Analyst的な職業もなくはないと思いますが、賃金水準は要確認だと思います。一人暮らしであれば、いけそうな気はしますので、独身の方にはオススメできると思います。

 業務自体は全て英語でできる上、アジアなので、英語のレベルはそれほど高くないことを考慮すると、比較的イージーな国です。賃金さえ適切であれば、移住することはそれほど難しくはないと思います。一方で、キャリア的にGrabのような大企業としてグローバルに認知されていない企業であれば、雇われとして働く場合には本当にいくべきかどうかは考えた方が良いです。基本的にキャリア上優位になるのは、アメリカかイギリスです。他のヨーロッパで言うと、ドイツは製造業かコンサル、フランスやイタリアなどは、ラグジュアリー系の本社で働く場合には良いという認識なので、日本でのキャリアを最終的に考えるのであれば、その点は綿密に考えましょう。

 給与的には事業会社のAssociateレベルで大体15万円から20万円というレンジが多いですね。事業責任者で800万(月60-70万)ほどです。給与的に高いか低いかと言う視点では、物価次第でしょうか。

3. 起業のしやすさは?

 起業のしやすさはシンガポールの次くらいではないかと思います。まず、マレーシアで起業する一番のメリットは、日本人だけで起業できる。と言う点です。当たり前のように感じるかもしれませんが、通常、シンガポールを除くアジア諸国では、日本人だけで起業することは不可能です。理由は、外国人による資本規制によるものです。自分自身で起業する場合、49%までしか株式保有ができない=議決権に欠けてしまうと言う点が挙げられます。

 一方で、マレーシアの場合、無駄な資本規制を受けないので、利益享受を十分にできます。それができるだけで非常に起業がしやすいと言う認識になります。

4. 生活のしやすさは?

気温は?
 生活のしやすさについては、常に日中30度、夜は25度ほどと安定しています。

物価は?
 物価は日本よりは安い傾向にあるので、生活しやすいでしょうと言うイメージです。私はよくバイリンガール・ちかさんのYoutubeを参考にしているので、ご参照ください。

物件の価格は?
 比較的多く、日系の大手不動産会社から案内を頂いており、今後はセミナーとかも参加してみようかなと思っていますが、簡易的に調査した結果、港区よりも驚愕的に安いことが発覚しました。。。

 これって驚異的に安くないですかね。。。?たったの10万円で100平米住めるとか、ヤバすぎです。この広さだと、港区3Aで月150万円から200万は普通ですね。いやーマレーシアは凄すぎます。

5. 結論

 とにかく安いです。この都市化した環境で、賃貸が安ければ、物価も安いと言うパラダイスですね。素晴らしいの一言です。現代の物価上昇、賃貸物件の上昇を考慮すると、移住先としては優秀な部類に入るかと思います。

 あとは、仕事として何をやるかですね笑


  

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