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[教員/指導者向け事故防止] 授業や行事・部活での炎上防止 #11酷暑活動②

教育現場は迷いあり

7月2日に日刊スポーツの記事がでました。
お父さんがサッカーの試合後に倒れなくなられたとのことです。
お悔やみを申し上げます。


熱中症の可能性があるとのことでした。
日本サッカー協会(JFA)も今回の出来事を重く受け止め動き出したようです。日本代表の森保一監督(55)も家族と話されたようです。


また7月1日には、以下のような記事が流れました。

埼玉県の市教委が水分補給を柔軟にしよう、という通達を出したようです。

さらに7月2日のではテレビ朝日の「モーニングショー」三重大学の立花教授が日本の高温状況の説明をされて、かなりの危機感が伝わってきました。

このような環境状況の中で、学校や保育園、幼稚園、各種イベントをどのように切り盛りしていくべきか、真剣に考えていくべき時と感じます。


現在、学校では・・・
・授業中に机の上に水筒をのせてることを許可していますか?
・体育の授業中に水分補給を自由にさせていますか?
・教室の授業中に水分を自由に摂らせていますか?
・ペットボトルは禁止ですか?
・中身のチェックはしていますか? コーラが入っていませんか?
・水分を取らせるために授業を中断しますか?
・授業中に水分を取らせるために中抜けを許可していますか?

学校ではコロナ禍で多くの事柄が特例として認めて行えるように現場は動きました。柔軟に、臨機応変に対応したということです。
児童生徒に感染が広がらないように、パンデミック下であっても活動を保障しよう、という配慮からだったと感じます。
しかしコロナが一服して、もう一度過去の形に戻そうという動きは各所で見られると思います。

生徒指導がそうです。
かなり緩く弾力的に運用してきたコロナ禍から、問題がまた出てきたから、問題が出そうであるから、もう一度ベルトを締め直そうという動きだと思います。

これは教育関係者ならわかると思いますが、
現場は柔軟に考えられないわけではないが、児童生徒が暴発して(荒れて)しまうような種はつぶしておかなければならない、集中できないと学習効果があがらないので事前に予防しておかなければならない、というような正しい動きでだと思います。

机の上に飲み物を置いて、いつ飲んでもいいよ、とするのか。
体育の授業中に、暑いからといって、いつでも水筒に行ってしまい、収集が付かない、なんてことが現場では起こっている。それを止めて集中させないとなかなか授業が成り立たない、進度が進まない、など。

難しいですね。

ただしどうでしょう。
世の中が大きく変わりました。
学校現場の問題発生は、あっという間にYahooのTOPニュースに上がるようになりましたね。 え?こんなことで!とプレッシャーと圧を感じますね。
以前とは違う感じで相当進んでしまったようです。

のどが渇いていたから飲みたかったけど先生に止められた、そして具合が悪くなった、保護者はそれを聞いて問題として訴えてきた、など。
学校現場はミスができない中で、配慮も怠らず、そして秩序ある学校現場をつくる必要がでてきたということでしょう。
なんともため息がでる状況です。


もう元に戻る必要はないのではないでしょうか。
生徒指導も現実的な最低限の部分とし、予防で作り上げてきた学校のルール(校則)も大きく進歩させる必要があるのではないでしょうか。
(後退かもしれないが・・・。)
そこには関係者が一歩進んだ考えを、皆で共有そして話し合っていく必要があるでしょう。
寛容な部分を多くして、最低限必要な安全にかかわる部分を強調して、これからの学校ルールや運営方法を考えていくことが重要であると考えます。

指導される方や先生方などは、リスクをとった指導やルール化から脱却する時であると思います。
難しい時代になったと感じます。

今までの常識が非常識に、社会の非常識が常識化するような現状でも、安全優先で淡々と進めていくことが重要となるのではないでしょうか。


熱中症に関するNOTEを①としてあげています。
よろしければご購読ください。

そして教育や運営にかかわる方々で、ミスのない酷暑での活動ができるように祈っています。


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