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【見習い日記⑩】 世の中の「不」を解決しない男なんよの話

手短に終わらせるので 今日もボクの話を聞いて欲しい。

世の中には様々な「不」がある。各企業は不満、不安、不便、不足などに着目し、いわゆる「不の解消」でビジネスを動かす。そしてそのことが我々のサービス向上に繋がっていくのだ。ゆえに我々消費者は積極的に「不」を訴えていかなければならない。

先に言っておくが、ボクは「不」に直面したとしても決して自分で工夫したり解決したり解消したりはしない。そういうスタンスで生きている。


神様! どうかボク以外の誰かがボクの悩みを解決してくれますように!


アメリカンドックを食べる際にケチャップとマスタードをパキンと割ってかける容器。名前を 「ディスペンパック(通称 パキッテ)」 というのをご存知だろうか?大変便利である。手が汚れない。素晴らしい。ではどこに「不」があるというのか。

それは2つのソース(ここではケチャップとマスタード)の出てくる量の差である。パキっと折っていざかけようとすると、粘度の差により必然的に前半はケチャップ多め、後半マスタード多めになる。味を均一的にしたいが為に最終的には容器本体で塗りつける格好となり、ゴミ袋に捨てる際にソースがどこそこ付いちゃうのだ。これはヤバい。ゴミ袋の結ぶ所付近にケチャップが付こうものならゴミ袋を入れるゴミ袋が必要となるではないか。これは明らかに「不満」である。解決策などは検討もつかない。穴の大きさかなんかどうにかすれば良いのかな位しか考えたことは無い。しかしこれは是非改善していただきたい。

わさび&醤油とかポン酢&柚子胡椒とか欲しいよね。もう有るのかもしれんけど。


もっとワールドワイドな「不」を提唱するとお思いだっただろうが ボクの身の回りはこんなものだ。


印鑑とはなんとも「不便」なものである。

ボクの務める会社は前時代的な体質で、チェック表や回覧資料、報告書に至るまで全てに押印しなければならない。役所で住民票取る時でさえ印鑑は「不要」なのに困ったものだ。この印鑑というものは目を離すとすぐ異空間へ転送されこの世から消えてなくなってしまう。行方「不明」だ。ボクは定位置管理のできない男なのだ。

ところで皆さんは印鑑をキチンと真っすぐ押せるだろうか?斜めになったり逆さまになったりしないだろうか?ボクの場合  左手で紙をめくる→ボールペンで書き込んだりチェックしたりする→押印する を繰り返すので印鑑を拾い上げるたび上下を目視で確認する必要があるのだ。印鑑下部に少し重りがあれば確認する手間を省けるはずだが、自分でそのように工夫することはない。帰って寝たら忘れているからだ。ペンと一体型や据え置き型の印鑑ケースを使え?もう一度言う、ボクは定位置管理ができない「不甲斐ない」男である。

「シャチハタ」は正式には「シヤチハタ」である。これ豆な。

今日もオチを想定して語り出していないので、最終的にこの話がまとまるか「不安」であるが、それすらも解決しようとは思っていない。いつも話を聞いてくれる皆さんに身を任せている。邦画でよくある結末をどう捉えるかは見てる側の判断に委ねます的なアレである。

ボク的 ラストを観客に委ねすぎてる映画 第1位はコレ。理解力の無いボクはガチで(゚Д゚)ハァ?ってなりました。


ボクはスーパーをよく利用する。店内に入るとすぐに旬が目で見える青果売場や鮮魚売場があり、必需品の精肉は1番奥、さらにもう一品を狙って惣菜と続き、飲料やデザートが最後になるような客導線となっている(場合が多い)。我々が買い周りしやすいレイアウトというのは表向きであり、真の目的は取引点数をアップさせる狙いがある。

しかしボクはそうはいかない。まずはその日のスイーツ探しからスタートするのだ。プリンやシュークリーム  アイス  ゼリー  菓子パン  駄菓子と候補は多岐に渡る。なんならスイーツありきでその日のメニューが決まることさえある。こういう食生活を続けてきたことにより最近は血糖値が高めの数値をキープし続けている。これはいわゆる「不摂生」である。つい先日は きな粉たっぷりのおはぎを口に入れた途端、きな粉の粒子が鼻の奥の粘膜を刺激し盛大に咳き込んでしまった。これはいわゆる「不注意」である。


まるちゃん、まさか「不」の付く言葉を言いたいだけなんじゃない?


ボクは他力本願に全振りしている。自分自身にしか関係のない「不」でさえ解決しようとはしない。そういうスタンスはこれからも「不変」なのである。


おっといけない。これ以上皆さんの「不毛」な時間を増やす訳にはいかない。「不穏」な空気を感じつつ今日はこの辺にしておく。ではまた。


※追記

【お詫び】
最近  覚えた「不如意」という言葉を使いたくて書き始めましたが、結局 使わないまま終わりました。残念!次は「やぶさかでない」を使いたい回でお会いしましょう。←

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