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水面(みなも)minamo
2023年11月9日 00:10
その昔、まだ人間が獣の皮で作った粗末な衣類を身に付けようやく松明のようなモノにあかりを灯せるようになった頃のお話。あら、また火が消えた。山肌に沿った洞穴は夜になると強い風が絶えず吹き込み何度灯しても火は消えてしまう。当番を割り当てて誰かしらが毎日朝まで寝ずに番をする日々。他の生き物の侵入を防ごうと知恵を絞り足元の悪い崖に居を構えても屈強な身体を持つ獣たちが夜な夜な恐