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【ゲーム】タヌキサンセット(アライグマ)で夕暮れの向こうへ(実はアライグマ)

タヌキサンセット!

忙しくて元気がでなくて、どんな娯楽を見てもテンション上がらない日々でしたが、ちゃんと金払っていいゲームに出会うと語りたくなるものです。TANUKI SUNSET!

というゲームを買いました。たぶんスタッフがお菓子つまみながら作った、アライグマがスケボーをするだけのゲームです。
シンプル。コンパクト。音楽良し。
カーブを曲がるときにクイックに曲がってくれなくて、クセがある動きですぐ落ちる。だけど
「うまく乗りこなせば気持ちよいゲームになる予感」
が序盤から漂っている。

実際にボタンを押しながら独特の慣性を感じ取り、道路のエッジの部分でコントローラの振動ガタガタさせながら曲がり切ってゴール!すると、気持ちいい!ほらぼくの予感は間違ってなかった!
最近のレースゲームは大作が多くて、一人でスコアを削ったりする遊び方もしてなかったけど、これで久しぶりに自分のゴーストを抜き去る快感を思い出した。

ゲームの大きな売りのはずの音楽が、カセットテープで流しながら走ってる設定だから自動的に終わって、手動で再生しないといけなかったり、指を鳴らす音や、得点になるお菓子を取るときの「カリ・サクッ」の音が生き生きしていて、たぶんスタッフが実際にお菓子を食ってる音を収録したんじゃないかなあ…と想像してしまう。
「そんなことしてる暇があったらゲームのボリューム増やせ!」
と怒るプレイヤーもいそうだけど、音楽でいえば家族で組んだバンドのように、まじめだけど笑顔で無駄な遊びもいっぱい入れているのに、決して手を抜いてるわけじゃない。稀有なセンスが光るゲーム。
他にも別のスタジオでアライグマのゲームがあったけど、ゾンビやサメに次いで流行ってんの?日本人はタヌキって言われると全然違うものを想像してしまうけど。


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読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。