【スト6ショーケース】ミラー配信でホロライブの2人がほめた、ゲーム外の「あるところ」
ストリートファイター6新情報。
何人かミラー配信で見ていたけど、ホロライブのVチューバーふたりが全く同じところに反応した。
「ディレクターのシャツ(スト6のロゴがちりばめられている)がいい」
だ。
プロプレイヤーの「この技は上段、中段で何フレーム~」とかの反応よりも、カプコンもそういう「詳しくない」女性の反応は欲しかった気がする。
昔ゲーセンで格闘ブームがあって、ゲーム雑誌で女性キャラの胸が揺れるかスカートがめくれるか、が必ず話題に出ていたころより、正しく「コンプライアンス」によって多くの人に向かっている気がした。
ストリートファイター6では新しい1人用アクションRPGみたいなのを丸ごと用意。2本分ゲームが入ってる感じだ。
自分で作成した主人公が人気キャラと出会い、技を習得して町を歩きまわる。
(老人の独り言…「スーパーチャイニーズ」方式だ)
これまでストリートで戦っていなかったけど、ファイナルナイトのメトロシティをスタート地点に、6作目にしてタイトル回収!
ストリートを歩いて道行く人とバトル! シリーズの危機を救ったバイオハザード7のように、競技化して人口先細りしていく格闘ゲームの危機を感じてのシステムの大手術が行われている。
オフラインで友達が集まったときはセミオートで適当に押しただけでも必殺技がガンガン出せて、ヤリコミ派には緻密な駆け引きと多彩なトレーニングモード。
ゲームセンターだったら突然知らない強い人にやられるのも思い出になったかもしれないけど、それが続かないようにオンラインマッチの仕方も細かく、パーティーゲームにアレンジルールまであった。
格闘ゲームが複雑化しているって話は大昔から言われていて、トレーニングモードをつけたり、技を簡単にしたりって試みは、10年以上は昔から搭載されていた。
そんで何年もず~~~っと初心者に届いてない気がする。
「上にあるのが体力ゲージで、右を押すと移動する」
とか、誰でもできることをいちいち教えて、みんなが「ここむつかしいな」と思うところでちゃんとつまづく。
ザ・リーサルウエポンズが「昇竜拳が出ない」と歌ったように、格闘ゲームが出てきたときは、みんな単発の必殺技を入力できないところで最初のハードルがあった。100万人のガキが同時に初めて、
「レバーの操作慣れねえ」「スクリューの一回転してパンチって途中でジャンプするけど」と、みんなでわーっとこの新しい、エキサイティングな対戦格闘というものに触れて慣れていった。
遊ぶもので、練習してストイックにやるものじゃなかった。
「システムを理解してコンボ練習して対戦する」なんてものじゃなかった。最初期のFPSが競技ではなくて、
「自分の視点で動ける!すげー!」
ってわくわくするものだったみたいに。
格闘ゲームのトレーニングモードは、トレーニングのトレーニングが必要なレベルだった。
だけど、スト6のジャンル一新RPGでエフェクトも本当にストリートの落書きみたいになって、キャラクターひとりづつ紹介されたときはそれほど強い印象なかったのに、全部まとめてみるとゲーム自体が垢抜けてる。かわいい、オシャレ。
これは「変わる」予感がした。
アバターの人が歩き回ると世界観が崩れて、他作品のキャラがうろうろするのも好きじゃないけど、ここからなら始めてもいいかなって人に届きそう。僕も上手くなる気はないけど、ヒット感の気持ちよさを味わいたいのでやります。
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。