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GTAを挫折した人のレッドデッドリデンプション2(2日目)

苦手だったオープンワールドをちょっとは受け入れられている、のか?

自然光の美しさが抜けている。わかりやすい朝陽や星空だけじゃなくて、夕暮れ、明け方、時の移り変わるときに、自然描写の本気度をかんじる。
ヘッドホンすると、音楽はなくても馬に乗ってパカパカいう音だけで気持ちよくて。パカパカってなあ。いい音させんだよなあ。なんかそれだけでいいよなあ。

移動中に小動物や植物を見つけて狩ると、馬につんで持ち帰ったり、解体して肉と毛皮にして売ったり、調理、加工ができる。
狩りはシビアだし、獲物をかついで馬の後ろにつんで、一度に運べる量が限られている。主人公が食べ過ぎて太ったり、いくつも荷物を背負うと馬が疲れやすくなる。

お店でカタログを眺めて、回復アイテムや広告を見ているだけで時間がかかる。アイテムにズシッと存在感がある。

「ポーションまとめて50個売る!」みたいに扱われるものとは違う。

食料や金は自分で使うだけじゃなくて、仲間たちに分け与えることができる。
「アイテムを共同体で使う」システムが好きらしい。
(自分に「らしい」もないけど、インパクト・ウインターというゲームで、食料を持ち帰って仲間が生存できるのが面白かった)

2日ほどプレイして、馬でパカパカ移動して、狩りの基礎を覚えて、回復アイテムや見だしなみを覚えた。この進行度だと最後まで続く気はしないんだけど、楽しみ方がわかってきたような気もする。

昔はオープンワールドのゲームが苦手だった。遊びかたをまかされている割りに、やれることに制限があったり、イベントや遊びをぎゅっとパッケージングした濃い体験がでるほうが好みだった。

だけど割と楽しめている。このゲーム、たぶんアクションゲームじゃないんだ。「シムズ」シリーズのように、世界を、みんなの生き方を神の視点で眺める楽しさがある。

特に日本で評価が割れたのは、アクションを期待して買った人が多かったからだ。動きはにぶいし、爽快感もない。アイテムの管理は面倒。風呂に入らないと臭いって言われる。映画的ストーリーを噛みしめる前にひたすら面倒くさい操作に慣れないといけない。

だけど、面倒くささに慣れて、どうでもいいことをひとつひとつ選んで行動しているうちに、主人公と自分が一体になる。特に刺激的なイベントがなくても、この世界で生活しているだけで楽しい、そんな境地が待ってる気がする。

あと、倒さないドミノは初めてだけど面白い!空が暗くなってきた!

読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。