【レシピつき！】オンマの味キムチチゲ（ドラマ『賢い医師生活』について#8）

『賢い医師生活』について、8回目です。今回は日本でもおなじみの韓国鍋料理キムチチゲと、そのレシピも紹介します。

　韓国の「おふくろの味」といえば、キムチチゲとデンジャンチゲです。デンジャンとは、チゲ鍋や味噌汁にも使う韓国の伝統的なお味噌。キムチチゲとデンジャンチゲは家庭によって少しずつ作り方や味が違い、子どものころから食べているお母さんの味がいちばん美味しい、と言う人が多いです。

　ドラマ『賢い医師生活』で患者の男性が退院するときに、付き添いの両親が「退院したら何をしたい？」と聞きます。すると男性は「お母さんのキムチチゲが食べたい」と答え、お母さんに「素朴ね」と笑われます。やはりいくらほかに美味しいものがあっても、お母さんのキムチチゲにかなうものはないですね。

ドラマ『賢い医師生活』からのキャプチャー画面。

　キムチチゲに目玉焼きと韓国のり。この素朴な3点セットは子どものころから家庭でよく食べていた組み合わせで、ほかのおかずがなくてもご飯が進みます。韓国人なら誰もが好きな最高のごちそうです。

　キムチチゲの定番は豚肉入りとツナ入りですが、キムチだけで作るときもあります。チゲには熟成キムチを使うのがポイント。キムチの味でチゲ全体の味が決まるので、本場のキムチチゲが食べたいときはキムチも韓国産のものを使用しましょう。

「材料」２人前
熟成キムチ150g、豚のバラ肉100g、昆布だし400g、豆腐100g、ねぎ10g、唐辛子1〜2個、薄口醤油少々、サラダ油少々

1． 鍋にサラダ油を入れて豚のバラ肉を中火で炒めます。

2． 中火のままでキムチを入れます。

3． 10〜15分ほど豚のバラ肉とキムチを混ぜながら、弱火で炒めます。

4． キムチがしんなりしたら昆布だしを入れ強火にします。
5． 沸騰したら火を弱めて10分ほど煮ます。
6． 唐辛子と豆腐を入れ5分ほど煮込みます。
7． 味見をして味が薄かったら、薄口醤油で味を整えます。

＊トゥッペギ（뚝배기）

韓国の土鍋で、熱が冷めにくいためチゲ料理などによく使います。熟成キムチを炒めるのにも最適です。