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韓国の文化・慣習プチコラムその2(『梨泰院クラス』について#10)

 ドラマ『梨泰院クラス』について、10回目です。日本の方がちょっぴり気になりそうな韓国のことを紹介します。

日本以上にホット!? 韓国のハロウィン

 第2話で、セロイ(パク・ソジュン)が初めて訪れた梨泰院はハロウィンパーティーの夜でした。梨泰院は韓国の中でもハロウィンのいちばんホットな場所。もともと米軍基地があった梨泰院のバーやクラブで外国人が始めたハロウィンパーティーに韓国人も参加するようになっていったようで、ドラマのように、さまざまなコスチュームの人々が梨泰院に集まります。

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ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面

 大人が仮装して楽しむイベントとして定着したのは日本と同じですね。レベルの高いコスチュームを見るだけでも楽しいので、年々ハロウィンに梨泰院を訪れる人は増えています。

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ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面

 韓国でハロウィンを本格的に楽しむようになったのはここ10年ほどですが、盛り上がり上手な韓国なので、実際参加してみるととても面白いと思います。ハロウィンイベントは遊園地やレストランなどさまざまなところで行なわれています。

3日間つづく韓国のお葬式

 第1話、セロイのお父さんが事故で亡くなりお葬式をするシーンがあります。韓国では大規模の病院には葬式所があり、一般的にお葬式は病院で行うことが多いです。昔は自宅でのお葬式もありましたが、今は病院の葬式所を利用します。

 お葬式は亡くなった日から3日間で、日本のようにお通夜はなく、お葬式を行なっている間、弔文客はいつでも来ることができます。ドラマを見ると喪主であるセロイのうしろにテーブルがあり、そこで弔文客が食事をしていますが、そのように葬式所に来る弔文客は弔文を終えるとお酒や食事をします。

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ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面

 弔文時間は決まっていないので、お葬式をやっている間はいつでも弔文客はお酒や食事をしていきます。

 また、遺体は安置所にあり3日目の出棺のときに家族が故人と最後の別れをして火葬所に迎います。その後、遺骨は納骨堂に安置します。韓国は自宅に仏壇はなく、一般的に毎年故人が亡くなった日に祭祀をしますが、宗教によっては祭祀をしない人も多いです。

 日本と似ているようでちょっと違う慣習を知ってもらえると、もっと韓国ドラマに入り込めると思います。


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