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白黒でよかった同人誌『馬場庵2』

(この記事ではえとか先生によるウマ娘同人誌『馬場庵2』の感想をネタバレ気にせず書いていきます 未読の方はご注意ください 購入はこちら





ショッピン!!!!!!!!!!(挨拶)


ババ~ン!

 馬場庵2です。1(というか無印)はまだ持ってないです。ごめんなさいね。お給料もらったら買います。作者はえとか先生 (Twitter)(Pixiv) です。

(※ここから先、流石に中身の写真を撮って載せるわけにはいかないので文字が続きます。ごめ~ん)

えとか先生のプロフィール

 白い犬。

感想:ぐだぐだBBQ

 1ページ目からさっそくタイキシャトルが元気で健康になれました。ヒシアマゾンが悠と構えているのもいいですね。ただ、私はヒシアマゾンをまだ担当できていないので彼女のことを詳しくは知りません。オフだとそんな感じなんだ~へぇ~。

 買い物付き合ってー!のコマ、描き込みがすごい。ヒシアマゾンに対する熱い情熱を感じます。そのあとの半ページくらい使ってスーパーに感動しているタイキシャトルも、それを怪訝そうな顔で見るヒシアマゾンも好きです。

 豚コマが100gで105円なのすごくいい。なんていうか…公式の描くウマ娘の世界って、アスリート的側面とスクールライフ的側面が多いせいで忘れそうになるんですけど、そりゃ豚コマも売ってますよね。描かれていなくとも、土台となる生活はあって、それは自分らのものとあんまり変わらないんだな~と思うとじんわりする。
 そして、呼び込み君がいるタイプのスーパーなんですね。最近アイツ減った気がする、気のせい?

ポポーポポポポ ポポーポポポポ 

 「新しく寮生が入る」という情報をセリフで説明しつつ、背景に「新生活応援」って書いて季節を示唆するのは漫画が上手すぎると思う。その横から桜の枝が生えてるし。

 おそらく、このあたりでこう感じる人も多いかと思います。「スーパーのディティールが高すぎる」。犬なのにね~おかしいね~どうなってるんだろうね~。
 でもTwitter見たら「ステイ」をRTして直後に「ワン」ってツイートしてたので、犬です。
 冗談抜きで、スーパーをあのリアルさで描けるのはすごいと思います。だって…行ったことないのに行ったことあるもん。休日に暇なら手伝って、と母に連れられ、お駄賃でカツオのタタキを買ってもらったもん。

 渋ない?

 絵師さんってどうしても、遠くの存在、なんか途方もなくすごい人、インターネット上でしか存在していない、みたいなイメージがあったのですが、ちゃんと生きてるしスーパーに行くんですね。少なくともスーパーとコミケには絵師が存在する。馬場庵2はそれを教えてくれた。

 簡略化されたヒシアマゾン、絵文字みたいでかわいい。スマイリー。そして、言ってることメチャクチャのタイキシャトルで何回も笑ってしまう。実際こういう発言してると思う。

 あっスペアリブだ!じゃあそこそこデカいスーパーじゃん。駅前なのかも。実際スペアリブって骨ついてるからテンション上がるし、肉の塊食べてる感じがして楽しいし、煮ても焼いてもOK、和も洋もイケるので、「あ~なんかデケェ肉が喰いてえな~」な時におすすめです。単純に美味しいし。

 タイキシャトル「イエースじゃんじゃかー!」→ドチャ。

 「ドチャ」と野菜置いた後の姿勢から、ああ…カゴも使わず抱えてきたんだな…って思いました。タイキシャトルらしいね。彼女曰く、キャベツは火を通すと芽キャベツくらいになるらしいです。嘘こけ。なにしてもかわいいですねこのウマ娘。

 おちゃのこさいさいをノコノコサイサイと言い間違えるのかわいいね、さいさいがリフレインだから前半もリフレインだと思っちゃったね、惜しかった。100ポイント贈呈です。

 BBQでお肉焼いてるときに、美味しくなるおまじないを踊るのは案外悪くないような気がします。なんか楽しいじゃん、たぶん。
 そしてイマジナリー美味しくなるダンスヒシアマゾンもかわいい…というか踊り子。イッテQで見たことある気がする。
 しかし実際にタイキシャトルに無理やり Let's Dance!! させられるヒシアマゾンは猫。ふとっちょの猫が飼い主に操られて不機嫌なあれ。

 ここから実食パート。白黒なのに肉をこんなに美味しそうに描けるの意味が分からない。すごすぎる。
 ここらへんで見える、料理上手なヒシアマゾンとBBQ上手なタイキシャトルの考え方の違いも面白い…というかそのためにタイキシャトルが呼ばれたってのもあるんですけどね。

 正直、肉に下ごしらえするのもすごいと思います。野菜ならまだしも。
自分はBBQなら最低限は野菜を事前に切っておいて、あとは肉ドカーーーーーーンイェーーーーーーーーーーーーーーーーーイってやっちゃうので。
 ただ、BBQ、それも歓迎会ならそういう感じでもいいと思います。計画を立ててアレコレするっていうのもヒシアマゾンの優しさだと思うけど。

 予行なんてしなくてもOK、とは言ってたけど、それがわかっただけでもやってよかったんじゃないかな、と思います。楽しそうだったし。本番も楽しいといいですね。

感想:ウマゼリとラムチョップ

 ウマゼリって何?と思って調べてみました。どうやらいろんな植物の別名として馬芹っていうのがあるらしい。へぇ。今回ではクミンのことです。
 あと、マゼリっていうカレー屋さんがありました。札幌のほうにあるそうです。メニューを見たらマトンカレーが。でも偶然でしょう。いつか北海道旅行に行った際に行ってみるのもいいかもですね。

 扉絵のタイシン、めちゃめちゃ猫ですね。どうやら私はえとか先生が細い線で描くイラストが好きなようです。

 帰省しているところなんでしょうか、実家で部屋着のタイシン。おそらく遅起き。
 そんな緩やかな雰囲気に突然のデカボイス集中線ウイニングチケットが!!!!!!擬音が『ヴォオオッ』なの面白すぎるし、すごく分かる。
 こっちに迫ってくるように見える錯視の裏には、いつもウイニングチケットがいるのかもしれない。 😩←タイシン

 大声で返事しながらおつかいに出発するチケットにRTAか?って実際に言ってそう。
 しかもそれで買ってきたのがラムチョップだもんな~。元気のかたまり。
しかも、お米を炊いてちょっとLANEしてる間に戻ってきたし(スマホぺちょぺちょかわいい)。本当にダッシュで行って帰ってきたんだな…(あと、たぶん商店街の精肉店だ)

 人の金で一番いい肉頼むの、かなり信頼度高くないとできないですよね。さすが(B)NW。そこでラムチョップ出すのいいお肉屋さんだなぁ。
 そして料理タイム。ちゃんと料理をし始めるタイシンと、その後ろで動き気がデカいチケット。なんかヒシアマゾンとタイキシャトルに似た構図だ。好きなんですかね。

 玉ねぎが目に沁みるからってそんなデカいゴーグルを!?似合うけど。でも、水着イベントのサポカではつけてなかった。そのあとの鉄翼ではつけてましたね。チケット×ゴーグルは約束されていたんだ。

 電子レンジ思いっきり閉めるチケット、面白い。ほんとにバチャーンって言いますよね。
 焼いてる肉にフライパンの油とかかけることを『アロゼ』っていうことを初めて知りました。かけ湯て。ちゃんとアルミホイルで包んで休ませるの料理慣れしてるし、その工程をサボらないのえらい。

 思ったんですけど、粉でカレー作ることあんまりないですよね、ルー使っちゃって。そもそもドライカレーってなかなか作らないし、今度やってみようかな。でもラムチョップってどこに売ってるの…?
 そこからの「肉が見たことない」のくだり、すごく好き。テンポが良すぎる。本当に見たことないし。

 ハヤヒデ登場。バレッタかわいいね。バレッタで合ってる?違ったらこっそり教えてください。こっそりね。焦ってるハヤヒデはすごいレア…に見えて案外そんなことなかったりする。
 結局BNWそろって、一緒にご飯食べて午後から遊ぶんですね。楽しそう。仲良しの友達っていいですね。今度、友達呼んで飯作って遊ぼうかな。

 あと本編後のタイシンかわいいし、言いたいことなんとな~くわかる。ホットサンドメーカーとかも買ってそう。

感想:味見役

 こちらは少し短めの2ページ漫画。ぐだぐだBBQのその後の話みたいな印象があります。

 しいたけチーズコーン、絶対においしい。やってみようかな。そしてかみつきウインディ。その歯でヒジにかみついて、そのままぶら下がるのは、いくらなんでも痛すぎるだろ。ヒシアマゾンはなんで平気なんだ。慣れってすごいな。でもちょっと泣いてた。そりゃそうか。

 かみついた後に(自分の)腕をペロペロするのはさすがに小動物すぎる。しかも味見しに来たんじゃないのかよ。じゃあ本当にかみつきに来ただけじゃん。いたずらっ子こわ~。

 まあ結局食べるんですけどね。ここの手の描き方も完全にネコちゃんじゃん。手首から先だけでガサゴソする感じ。ていうかタイキシャトルのBBQTシャツほしいな…

 こういう…ウインディがやったちょっとしたことが、巡り巡って大きいムーヴメントを起こしていく感じが好き。いうほどそんなことないけど。実装まだですかね。おいしいもの食べさせてあげたい。

感想:馬場庵2

 とにかくなんですけど、漫画が上手。読んでいて「丁寧な漫画を読んでいる」という感覚がずっとありました。
 登場人物やその行動によって変わる、細かいテンポの違いとかを自然に演出しているんですよね。自分は漫画の技法とかに詳しくないので理由とかはわからないんですけど…
 具体的には、『ぐだぐだBBQ』では心地の良いスローさ、『ウマゼリとラムチョップ』ではBNW特有の空気感から来る気持ちいいテンポ、『味見役』では予定のない薄曇りの日にカフェで過ごす落ち着き、そんな感じです。

 なにより、飯がマジで美味そうなんですよね。白黒で本当に良かった。別にカラーでもいいんですけど、カラーだとあの…おなかが『真実』の減り方をしちゃうので。特にこれは夜に書いてますし…

 再録1ページ漫画も面白かったです。先日実装されたユキノビジンのいただきます!がかわいい。ちょいちょい口調が谷崎潤一郎。マンハッタンカフェも、霊障やアグネスタキオンとの話が多くてあんまりフィーチャーされませんが、友達にはゆるい場面多いですよね。
 そして突然現れてHow are you!?!?!? してくるブライアン面白いな。

 おくづけでは犬の目が光ってます。ほんとほんと。光ってる。

 総じて、非常に面白かったです。マジで買ってよかった。タイトルロゴもすごい素敵なんですよね。フォント(?)も好きだし、そこに赤でババーン!を置いておくのも最高。ていうか、書き方次第でこんなに印象の変わる言葉も珍しいと思います。なんていうか、隅々までえとか先生の遊び心もとい、やったれ感がちりばめられていたように思います。

 最高の本をありがとうございました。次回も楽しみにしております。

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おまけ ~スペアリブを焼いてみよう~

 『ぐだぐだBBQ』で、ヒシアマゾンが「スペアリブのスジに切れ目を入れておくと焼いた後にきれいに剥がれる」って言ってました。 ふ~ん…

案外安いんですね もっと高いと思ってた

ふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん… 


 というわけで、スペアリブを買って焼いてみました。
 ここからお料理レポートが始まります。ちなみになんですけど、ある程度料理に慣れて細かいことが面倒になった人間のテキトーお料理です。そういうのが苦手な方はご注意ください。

 まずはお肉に塩コショウをふってほっときます。

分量なんて適当だよ 好きなだけかけちゃいな

 ほっとく間に下準備をします。

緑がない~…

 付け合わせのお野菜はこんな感じで行きます。こいつらを…どうしようね。まあフライパンにドンとやれば食べられます。
 お米を食べたい分だけ炊いたら、まずはニンニクを炒めていきましょう。

次の日は休みでした

全部入れたの!?!?!?

 今日はずっとこんな感じです。好きなことをして生きていきます。ニンニクとか塩コショウは入れること自体に喜びがあるので、ガンガン入れてウキウキ楽しんでいきましょう。
 今回はサラダ油を使いましたが、すぐにオリーブオイルを使えばよかったと思いました。なので後から追加しました。無敵だ。家にあったら、バターとか牛脂でもおいしいと思います。
 ニンニクを炒めながらお肉の下処理をしておきます。
 今回、たまたまスペアリブが3つあったので、
1.スジに縦に切れ目を入れたやつ

まな板が汚くてごめんなさいね

2.スジの縦と横に切れ目を入れたやつ

わかりにくくてごめんさいね

3.スジに切れ目を入れてないやつ

特になんもないけどごめんなさいね

 この3つで、食べやすさの違いを見ていきます。

 スライスもせず、芽も取ってないニンニクに焼き色がついてきたらお肉を焼いていきましょう。

テンション上がりますね

祭りじゃ~~~~~~~~~~~~~~~ん

 実際、そういうテンションでした。ジューっていうし。
 この状態から時々転がして、全部の面を焼いていきます。

特に理由はないけど蒸し焼きにしました。その時の気分で蒸した。

 この間に野菜を切ったりしておくと良いです。あとは下茹でとか。
 そんなことしてるとお肉が焼けてくるので、別の面を焼いていきます。

スペアリブ・コンガリ・ドラゴン

ア最高~~~~~~~~~~~~~~~~~~~❤

 この辺でニンニクの香りと肉の香りがすごいことになってきます。袋に集めておきましょう。
 で、さっきのように、焼けたらくるっと。

1の肉 肉のイデア

あっ!!!!!スジが裂けてる!!!!!!!!


2の肉 この世には、在るだけで偉いものがある

裂けてる~~~~~~~~~~!!!!!!!!

 嬉しいものですね。こうして全部の面が焼けたら、いったんアルミホイルに包んで余熱で火を通していきましょう。
 わたしですか?家にアルミホイルもサランラップもなかったので放置しておきました。不真面目。

 さて、ニンニクとお肉のうまみが移った油で野菜を焼いていきます。

この時点で写真をあげたら、カレー?と言われました。

 ここで皆さんに約束してほしいことがあります。『にんじんは下茹でしておくこと』。もしくは火の通りやすい切り方にしておきましょう。私はどちらもしなかったせいで、わりかし食感が楽しいにんじんになってしまいました。割と…悪くなかった。

カレーかもしれない

 火が通ったものがこちらです。なんか途中で楽しくなって、バーベキューソースかけちゃった。マックナゲットのあれと同じ味でした。

 フライパンにお肉を戻して軽く温めなおしたら、盛り付けて完成です。

お味噌汁はインスタントです

美味しそうじゃん!?

 デカい肉ってのはそれだけでテンション上がりますね。早速食べていきます。まずは縦に切れ目を入れたやつから。先に見せた画像の通り、しっかり裂けてたので期待が持てます。
 (※この先、お肉を素手でつかむ写真があります
                    苦手な方はご注意ください)


食べんぞ~~~~~~~~~~!!!!!!!!



グギ…

硬ェんだけど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 どうして…?漫画ではつるりんと剥がれていたのに…どこで間違ったの…?少し前の写真を思い出してみましょう。

あっ

半分しか裂けてなかったわ。

 下処理の段階で、スジに十分に切れ目がはいっていなかったみたいです。それで今回みたいになっちゃった。漫画ではしっかりゴリって切れ目を入れていたので、いっそ骨を切るくらいの勢いでやっちゃってよさそうです。
 ただ、写真をよく見てほしいんですが、切れ目を入れた部分はしっかりとわかりやすくスジが裂けているんですよ。それで半分は全く苦労せずに剝がせたので、効果自体はかなりあったと思います。
 2の肉も同様に、切れ目が十分には入っていなかったですが、ちょっとだけ食べやすかったです。

3の肉 なんか…縮んだ?

 あと、切れ目がない肉は、どこから剥がせばいいかわからなくて途方に暮れちゃう。

 結論ですが、スペアリブのスジに切れ目を入れておくと、かなり食べやすくなったと思います。ただ、骨を切るくらい深く切れ目を入れておくくらいでちょうどいいです。あと、お肉を焼く際にしっかり骨の面も焼いてあげること。骨周りがしっかり焼けていると、より剥がれやすくなっていました。

 しかし、スペアリブのって思ったより安いんですね。さすがに豚コマほどは安くないですけど、今回のやつは100gあたり199円でさらに10%引きでした。もっと、100gで3、400円とか全然すると思ってた。
 料理するのも食べるのも楽しいスペアリブ、皆さんも買ってみてはいかがでしょうか。

 それではまたお会いしましょう。次は何しましょうかね、馬場庵の前作も買っていろいろやってみたいと思います。

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