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【詩】寂しい夜に

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#詩のようなもの

夏になったら

夏になったら


誰も食べないモンブラン
どんな気持ちで買ってきたのだろう

最後に向き合って話したのはいつだった
会社に行くのを阻止するためにお腹にしがみつきながら寝ていたあの頃

年頃なのでもうくっついたりはしない
夏になったらペットも連れて家を出よう
けれどこれから離れたとしても寂しくないようにたまには顔を見にくるよ

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机の上に冷たい届書
現実味を帯びた君の瞳
君にも 子ども達にも できることなら側

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こちら、雨

こちら、雨

ザアザア ザアザア ザアザアザア
あめふり ふりふり あめふりふり
カエル ナメクジ アメンボ
つめたい おいしい いいにおい
ピョンピョン クルクル ピップクピー

あめの日 どこいく なにをする
ともだち探しにいこうよ
田んぼに住んでいるピョン吉に

つまみ食いをしながら葉の上をゆっくり進んでいくよ

ザアザア ムシャムシャ ズンズンズン
ザアザア パラパラ ポツ…ポツ…
サンサン おひさま

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Lovin'

Lovin'

恋愛として好きか友達として好きか
どうでもいい

あなたが好き

いつからなのかどこがなのか
どうでもいい

とても好き

あなた自身が一番嫌いなところ
私が一番好きでいるから

苦しくなったら隠さないで

みなみ まる

常常

常常

もう好きじゃないけれど 大切に想っているよ

もう好きじゃないけれど いつでも味方だよ

もう好きじゃないけれど 応援してるよ

もう好きじゃないけれど 何時でも話を聞くよ

もう好きじゃないけれど ずっと好きだよ

みなみ まる