わたしのアイデンテティー

私はプレイリストを年、季節ごとに作っているのだが、最近、2022年や2023年の夏頃に聴いていたプレイリストを見ていると
曲の好みとかテイストが変わったなぁ〜と思う

最初はこれが単なる好みの変化だと思ったのだが
よくよく考えてみるとこれは好みの変化ではなく
自分のアイデンテティーに忠実になった結果であるような気がしてきた

人間の好みなんて所詮、育った環境とかその時の流行りとか親の好みに影響を受けて作り上げられてしまうことが多いように思う
他の何にも影響を受けることなく、自分の心から惹かれる何か、とか心がときめく何か、自分の心の琴線に触れるような何かを理解して、それを自分の好みとして楽しんでる人ってどのくらいいるんだろう

私が前に聞いていた音楽、遊ぶ時に選んでいた街、無難に選んでたレストラン、カフェ
どれもこれもその時の流行りだとかSNSだとかでなんとなくおしゃれそうとかそんなので選んでいたし
もっと突き詰めればその良いと思う感覚も幼少期から植え付けられた親の好きなテイストだとか家庭環境だとか関わっていた人の好みだとかそういうものの影響を受けていたのだと思う

勿論そういう人から影響を受けた感性も自分のアイデンテティなんだろうとは思うが
私は影響を受けすぎて、本当は自分の好きなものいっぱいあるはずなのに、そんな自分の心の琴線を随分と無視しすぎていたような気がする

それで最近自分の好きなものとか本当に心惹かれるようなものを思い出して、何かに影響を受けない、自分の心に響くものに触れるようにしていたら、少し前と好みが変化したから
自分は趣味嗜好が変化したのかなって錯覚したのだ
だから厳密に言うと、趣味嗜好が変化したのではなく、元々の自分が好きなものとか本当に自分が心惹かれるものに触れるようになっただけだ

だからか最近は不思議と目に入れるもの耳に入れるもの口に入れるものすべてが本当に好きなものだし
本当に好きな人たちとたくさん楽しい時間を過ごすことができているきがしてとても嬉しい