夜の植物園見学 ~花の文化園の夜間開園~
さて、先日から大阪府立花の文化園の記事を書いています。実は今回こちらに行ったのは、通常の営業もですが、それに加えてあるイベントが行われていたからです。それは夜間開園。
普段は夕方までしか営業しない植物園で、夜間開園をするので来ました。そして日中とは違った植物園の様子を見るため、いったん外に出ます。そして、夕暮れになるのを待ってから再び戻ってきました。
夜間開園は年に数回行われています。詳しくは公式ページからチェックしましょう。
ちょうど夏至に近い夏場なので、18時に入場してもまだ明るいです。
見ると暗くなると威力を発揮する、ライトアップの準備が終わっています。
まだ明るいですが、昼間とちょっと違う雰囲気。まず暑さが和らいでいます。
明るいうちに、昼間行けなかった遊歩道を歩きました。ここはトレッキングコースのようになっています。ただ虫が多くて、実際に刺されてしまいました。
そんな遊歩道で途中からの一枚。間もなく日が沈もうとしています。
日は沈みましたが、まだ余韻の明るさが残っています。入口の花壇も照明がついて徐々に雰囲気が変わりました。
そして直接植物園とは関係ありませんが、素晴らしい夕日が撮れました。これだけ赤々と焼けていると、しばらく足を止めて眺めざるを得ません。
とはいえ、ここは植物園。改めて花の方を見ます。昼間の光と違い薄暗い中で、撮影する花もちょっと不思議な雰囲気。
大温室はどうでしょうか? 中に入ってみます。
入口からして違いますね。照明で明るいだけのに、そこには天然の植物が多く生えているから、建物内に入るというより、ゲートを越えると別の世界に吸い込まれるような。
そして中に入りました。やはり昼間とは違います。
中の植物も雰囲気が違いますが。
それ以上に、温室内の機械的な鉄筋にも不思議な感覚を受けました。「幾何学的な美しさ」という表現が正しいのかわかりませんが、何とも言えない味わいを感じます。それからそのガラスの先に見える月もいい味を出していますね。
別の角度から。月は半月だったと思いますが、ガラスが反射するためか、ぼやけて見えます。
サボテンたちも、昼間と見え方が違うような気がします。
これも不思議な世界のようですね。自然の中に突然人工物があるような世界が広がっているようで。
外に出ました。すっかり暗がりになっていて、照明に照らされる植物が幻想的です。
そして入り口近くにある噴水。夜だと水の拭き出ている白い色もはっきり映っています。
こうして時間となりました。夜に植物園など、なかなかいくことがないので貴重なひとときを味わえましたね。
この日、昼間と夜間の2回。花の文化園で十分遊ばせてもらいました。
こちら帰りに撮影した石川です。実際には真っ暗なのですが、カメラで撮るとこんな風に映りました。