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富田林

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南河内の富田林市の情報を格納します。
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#毎週ショートショートnote

その場にて 歴史変われど 石の橋 バレンタインは デジタル化だが 

「貰えるだけましなんだ」今年もバレンタインデーにもらったもの。周りのみんなは嬉しそうにし…

冬午後に ツノに見えたし 東館 依り代の名も 幼子見ると

「はぁ?東館にツノがあるって何それ?」私は意外な情報に一瞬目を疑った。直後に笑いがこみ上…

冬の空 帰り道での ため池で 開けた口調 トロンボーンか

あそこにもため池があると、歩きながらつぶやいた。今日は重要な顧客への外回りの帰りだ。顧客…

冬空で 限定サンド 無事確保 食べし浮かぶは 冷や麦の怪

「ようやく手に入れられた」念願のものが手に入れた時の喜びは、冬の寒さも吹き飛んだほどであ…

金なのか 愛が大事か 悩む冬 天狗の木前 答え求めて

「えっと、えっと」今日はオーナメントは焦っていた。向かっているのは近所にある大きな神社だ…

ラーメンを 食べる年末 何するの 紅プール トーナメントは

「年末だというのに、会社の幹部は何を考えているんだ」お昼休み会社の近くに新しく誕生したラ…

台に乗り ホルモン眺め 師走かな アニバーサリー 決まらず迷い

「アニバーサリーにどうしよかな」師走から年末にかけたある日、まもなく来る記念日を前に、どうするか迷っていた。何かプレゼントしようと思うのだが、まだ決まっていない。 「消去法で行くか」歩きながらふさわしくないものを捨てていく。アニバーサリーだと花だがまずそれは違う。次に考えたものは食べ物であった。いや捨てるのではなく、食べ物にしようと考える。だがケーキは対象外、甘いものが嫌いだからだ。 「スタミナが付きそうなものがいいんだけど」消去法を続けるとずいぶん絞られてきた。スタミナが

公園を 助手席見 異世界と 確かめ行って 転生カッパ

「ここには異世界があるかも」ついつい私が口走ったのを運転している後輩が、一瞬私に軽蔑の目…

休みの日 気の身ゲームも 呼び出され リアルイルミは こころ輝き

今日は休みだから着の身着のままの格好でゲームをしている。自宅だからとパジャマのままだ。そ…

エモねぶた 想像だけの 存在に リアル登山は 苦しい秋か

まもなく廃止路線になるバスの終点は県境の峠である。そしてバスを降りて山を登るのだ。初めて…

秋散歩 数え歌を 歌いつつ 強すぎる歌詞 迷って終わり

今日は天気が良いから散歩しよう。どうせ散歩するならわかりやすいのが良いと古い街道を一駅分…

秋空に 四六時中 耐え続け 和菓子を前に 訓告してと

「この時だけだ」ストレスのたまってい男は仕事が終わったので、スーパーにいた。ひとり暮らし…

ごはん杖 斬新すぎて 不快秋 新し店で 気分転換

少しモヤモヤした帰り道、今日は午前中で仕事が終わったが内容が良くなかった。都会の見本市会…

秋休み 寝てたことに 非後悔 いろんな映画 あると思って  

「信者ブラスバンドか」不思議なタイトルだ。これは実在しているブラスバンドではなく映画のタイトルである。今日は映画祭に来ていた。 秋の休日に行われた映画祭だがトークがプラスで付くというおまけ付き。料金も映画館で見る映画料金より安いので、暇つぶしに来たのだ。ちなみにつまらないと思いあらすじは見ていない。 会場は学校の体育館を借りている。席に座ると最初にトークが始まった。ブラスバントの経験者という組織の代表がブラスバンドの素晴らしささを語る。 が、昨日夜更かししたので最初だけ