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誰かここに居る意味を教えて

私はまだ本当の絶望を知らない。

困難な状況に置かれた事はあるけれど、どんな形であれその状況に終わりはやってくる…そう思えば耐えられないことは無かった。そのたびに心はボロボロになったけど、支えてくれる人たちがいた。

でも、もし支えてくれる人がいなかったら…?

大きな悲しみに寄り添う歌、小松未歩さんの「I 〜誰か...」が、そのもしもを語っています。

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小松未歩への愛を語る 23 I 〜誰か...

【土曜日更新】1997〜2006年に活躍したシンガーソングライター、小松未歩さんへの愛を語ります。

愛、喪失、追憶、悲嘆。

希望や未来を語り合った相手を失ったとき、世界は色を失う。

悲しみに始まり、悲しみに終わる一つの物語。

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この曲ってどんな曲?

一言でいうと暗いんですけど(笑)
恋人を亡くしたと思われるのですが、絶望感が半端ない。

ふらふら不安定なメロディで、これほど「悲痛」という表現が似合うサビを他に知りません。

ちなみにセルフライナーノーツ

ピアノが奏でる晩秋の風景。
ただ嘆いているばかりの日々でも
私は私であるプライドを
タイトルに残しました。
上手く笑える日まで
この音が近くにありますように。
オフィシャルサイトより)

ちょっと心配になる一言…でも、いちファンとしては、未歩さんが今どこかで笑ってくれていればそれでいい。

その時まで未歩さんに寄り添っていたのがこの曲であったなら、どんなに悲しい歌でも優しい存在なのだと思います。(簡単に言うと、カウンセリングマインドというか。共感力というか。悲しみの底にいる人をむやみに励ますより、その悲しみを聞き続けることが立ち直りに繋がるということ)

私はまだ本当の絶望を知りません。

でも、もし絶望の底、悲しみの最中にいる人がいるなら、この曲が寄り添ってくれる気がします。この曲が必要なくなったら、その時がこの曲の報われるときだと思うのです。

試聴はこちら

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カップリング①は「カムフラージュ」

相手を理解しているから、離別する。
相手を想うから、心の内を伝えない。
そんな曲です。

アルバム未収録ですが、サビのメロディはよく覚えていました。

優しくもせつないサヨナラ。本当に強くなきゃ、そんなことできないなあって今は思います。

試聴はこちら。

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カップリング②は「sun and moon」

一転して明るい曲調。

「もう僕は一人じゃない」「大丈夫 もう平気」っていうフレーズが、「I 〜誰か…」を聞いた後だとジワッと来ます。

このシングルの曲順、いま思い返すと最高ですよ。十代の頃は気づかなかったけど…暗い夜があるから、月明かりが優しくて、太陽のありがたさがわかるなあ、という感じです。

試聴はこちら。

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高校生ミトさんの感想


なんとまさかのAmazonのレビューが残ってました。自分でもビックリ。

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↑を読んだ30代ミトさんの感想

・全体的に偉そう(# ゚Д゚)

・強み深み云々〜 → 本当に消えちゃいそうな不安定な印象なので、そこは同意。

・Amazonのレビューって、何年経っても残ってるんだ…(興味がある方はAmazonでみてください。)

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紹介していただきました

実は先日、きゆかさんの#聞いてよ20歳 という企画に参加しまして、きゆかさんにその時の記事をご紹介いただきましたので、ご報告します。参加した他の方々の記事もたくさんの視点、書き方、伝え方があって面白いし、ご本人の感想noteも面白いです。どうぞご覧下さい^_^

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おしまい

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