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008_瞑想中の雑念は捨てなくて良い?

前回の記事では、
気持ちいい呼吸の基本について書きました。


安心できる環境で
不安じゃなければ目を閉じて
鼻から吸って、鼻から吐く。

いつもは無意識にしている呼吸に
意識が向いてきたら
体の感覚もクローズアップしてみる。

実はこれは「呼吸瞑想」ともいわれ、
瞑想の手法の一つ。

ヨガのポーズをしている時も同じなのですが、気づくと、帰ったらやらなければいけないことや、気になっていることが頭に浮かんだりしますよね。

そんな時
「ああ、集中できていない」と落胆したり
「雑念だ…捨てなきゃ!」と力んでしまうことはありませんか?

私もいまだに
「あー、今日は集中できない。なんで?あれがいけないのかな、これがいけないのかな…」と頭がぐるぐるすることがしょっちゅうです。


私たちは普段、やらねばならないことが本当に沢山ありますし(仕事や学校に行く、食事を準備して食べる、子どもの世話をする…)、数えきれない程の判断と選択をしています。

そんな中、いきなり
「今この瞬間」に集中しろと言われても
結構(というかかなり)むずかしい。

そして"雑念を捨てよう"とすると
かえって緊張します。

とはいえ、多くの人は人里離れた山奥で瞑想の修行に行くわけにもいかないので…

いつもの生活の中でちょっとずつ
心を集中させる練習をしていきます。

葉っぱを一枚一枚積み重ねていくような
気の遠くなる道のりかもしれません。


瞑想で集中するには、まずは
「今、できるかできないか」にこだわらず

自分が長い練習の
道のりの"途中"にいることを認識し、

「練習をしている」
という事実に目を向けてみる。
それだけでぐっと集中しやすくなります。



瞑想やヨガの途中で
関係ないことが頭に浮かんできたら

それを追い払って集中しようとか
集中できない自分を責める必要はないんです。

「ああ〜いま私、〇〇が頭に浮かんだな〜」

「あ、集中できない自分を責めたな〜」

とただ気づき、気づいたらまた
呼吸や今という時間に戻ってくる、の繰り返し。

地道で苦行のように聞こえるかもしれません。

確かに、実際地道なのですが(笑)、

瞑想やヨガで集中が高まったあとに
なんとも言えない心地よさがあったり
気持ちがおおらかになる気がするのも事実。

この時代を生き抜くために、
日々ありとあらゆる判断をしている
神経を休めてくれる効果もあります。

何より、過去に心が囚われたり、
未来を急ぐことなく、

いまこの瞬間、ただありのままで十分な自分の存在に気づくことができるのも、ヨガのポーズや呼吸で瞑想にトライする醍醐味の一つといえます。


呼吸とか瞑想ってむずかしいな〜
自分に向いてないな〜
と感じている方の気持ちが
少しほどけたら嬉しいです。

へばな〜!

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