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#20.熱中症を正しく理解しよう!(2023年8月号)

今月も、ヨガクラスへのご参加ありがとうございます!

7月の豪雨で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

私自身も、いつも通りの生活が送れることや、こうやって皆さんとヨガの時間をご一緒できることがどれほどありがたいことかを改めて気づかされた月となりました。

「いま・ここ」を感じ、今あるものに感謝の気持ちを忘れないことはヨガ哲学の"サントーシャ”(知足)という教えにも表れています。ヨガの時間も、ここにあるご自身の心と体や環境と繋がり、味わう時間をどうか楽しんでください😌


引き続き注意!猛暑による熱中症

今年は秋田でも例年にない暑さが続いています。そこで気をつけたいのが熱中症。

夏は楽しい屋外イベントも目白押しですが、自分は大丈夫!と思っていると思いがけず重症化してしまうことも。熱中症の症状や起こりやすい環境について正しく理解し、ご自身や家族の身を守りましょう!


重症度別・熱中症の症状

軽症 ★☆☆

…現場での応急処置で対応できる
【主な症状】立ちくらみ、めまい、大量に汗をかく、脱水症状によるこむら返りや筋肉のこわばり

🌟足がつったら脱水&軽度の熱中症を疑って!


中等症 ★★☆

…病院への搬送を必要とする
【主な症状】頭痛、気分が悪い、吐き気、嘔吐、体がだるい

🌟頭が痛い…は熱中症が進んでいる証拠です。


重症 ★★★

…入院・集中治療を必要とする
【主な症状】けいれん、意識が朦朧とする、手足が上手く動かせない、体がとても熱い

🌟周りの人の助けが必要です。


特に「頭痛」は熱中症のうち軽度の症状と思われがちですが、すでに熱中症が進んでいて、ズキンズキンとする頭痛は重症に当たります。

また拭いても拭いても汗が止まらない、反対に汗を全くかかないなどの発汗の異常も熱中症にあたります。

たとえ軽度でも、上記の症状が見られる場合はすでに熱中症の可能性があり、早めに適切な対処をすることで重症化を防ぐことができます。


炎天下だけじゃない?熱中症になりやすい場所や環境

熱中症といえば、炎天下の屋外で発生する印象がつよいかもしれません。

しかし、熱中症が発生する場所の3〜4割は住居などの室内です。熱中症になりやすい環境についても知っておきましょう!

(1)気温が高い、湿度が高い

室温計や湿度計で、今いる場所の温度と湿度をこまめに気にかけておきます。

(2)日差しが強い、照り返しが強い

暑い日に屋外で過ごすときは、日傘などで直射日光を防ぎ、なるべく日陰で過ごします。

(3)夜寝る時

昼間の高温で壁や天井に熱が溜まり、外が涼しくなっても室温が下がりにくくなります。

また寝ている間は初期症状に気づきにくく、熱中症が進行してしまう夜間熱中症も危険です。エアコンや扇風機で部屋を涼しく保ち、寝る前と起きてすぐに水分補給を。


熱中症を防ぐには?

(1)暑さを避ける

屋外では日傘や帽子で、屋内ではブラインドやすだれで直射日光を防ぎます。またエアコンや扇風機で室内を涼しく保ちましょう。


(2)こまめな水分・塩分補給

暑いと知らず知らずのうちに汗をかき、体から水分が失われていきます。喉が乾いたと感じる前に、また15分おきなど時間を決めてこまめに水分補給をしましょう。

さらに汗と一緒にミネラルも失われます。ミネラルを含んだ麦茶を飲んだり、塩あめや梅干しで塩分補給も忘れずに。

※緑茶やコーヒー、アルコールは利尿作用があり水分補給には適さないので注意!


(3)睡眠不足と低栄養に注意

疲れが溜まっていたり、体力が落ちていても熱中症にかかりやすくなります。毎日十分な睡眠を取り、バランスのよい食事を心がけましょう。

暑い日はさっぱりとしたもので食事を済ませてしまいがちですが、炭水化物・タンパク質・ビタミンを多く含む野菜や果物をバランスよく!


今月のちょこっとコラム

秋が待ち遠しいからなのか、ただただそういう時期なのか、最近漁るように本を読んでいます。寝る前に窓を開けて、虫の声を聞きながら読む時間がなんとも心地よい。

エッセイをちょこっとずつ読むのもいいけど、久しぶりに小説を買ったら続きが気になって止まらない!一晩でイッキ読みしてしまいました。

山本甲士さんの「ひかりの魔女」、皆さんもぜひ😊


今月も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!


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