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オーストラリア出産体験談 妊娠〜産休

2024年2月に第一子を
オーストラリアのブリスベンで出産しました
半年が経過し、子育てにも慣れてきて
妊娠から出産直後の様子や
心境を言葉にしたいと思い
出産体験談を3回に分けて
まとめることにしました!

これから妊娠、出産、子育てする方の
お役に立てれば嬉しいです!

妊娠発覚

2023年6月25日
妊娠検査薬で陽性が出て旦那さんに報告
まずはGP(かかりつけ医)の予約
これまでも通っていた
女性の日本人のドクターに
妊娠検査薬で陽性が出たことを伝える
最後の生理の日付から計算して
おおよその予定日が
2024年2月24日だと教えてもらう

その後、出産までの流れを
スケジュール表を元に説明してくれたけど
初めてのことすぎて全然想像がつかなかった
とりあえず2週間後に超音波検査で
心拍を確認するのが最初のステップ
ということでリファラルをもらう

2023年7月10日
心拍を確認するための超音波検査
トクトクと心臓が動いてるのが
確認できて一安心
旦那さんもついててくれて
2人でウルウルする
その夜、両親に報告にも妊娠の報告

NIPT検査

オーストラリアはでは10週目以降に任意
NIPT(出生前診断)を受けることができる
この検査をすることで、染色体の異常
つまりダウン症であるかどうかがわかる
希望すれば性別も教えてもらえる
費用はA$435.00

旦那と話し合ってNIPT検査を希望し
性別も教えてもらうことにした
4〜5日で結果がわかり
染色体に異常がある可能性は低いという結果と
性別は男の子であることを伝えられる

内心、女の子だと思っていたので
おーーそうかーーという気持ちに
この頃体重は妊娠前から+0.9kg

Materでの健診

ブリスベンサウスで
パブリックの病院を希望する場合は
Mater Mothers Hospital一択になる
24時間体制でドクターや助産師が常駐
分娩室も15〜20程度用意されていて
1日に何十人という赤ちゃんがここで生まれる

出産前に行う妊婦検診の場所は
選択することができた
①出産するMater Mothers Hospital
②いつものGP

②はGP shared careと呼ばれていて
実際に出産する病院であるMaterに
全ての検診結果や進捗情報などが共有される

私の場合、自宅からMaterまで
バスを使って40分ほどかかるため
徒歩10分で通えるいつものGPで
妊婦健診を受けることにした
出産までにMaterに行ったのは
たった2回だけだった

1回目のMaterでの検診は
2023年8月14日の妊娠12週目
ドクターは日本人でなかったため
念のため通訳さんをお願いした
Materの場合希望すれば
基本的に通訳さんをつけてくれる
妊娠経過に特に問題もなく
今後の流れなどの説明を受けた

日本への旅行

妊娠13週目あたりで安定期に入り
日本に3週間ほど旅行に行った
旅行についてはGPにも相談して
このくらいの時期であれば
大丈夫でしょうとのことだった

幸いここまで、つわりもなく
体調が崩れることもなかった
日本に帰ってきたのに
お寿司や生物が食べれなかったことは
残念だったけれど
妊婦とは思えないほど
毎日アクティブに出かけていた
出産前最後に旦那さんと
楽しい思い出を作ることができた

帰国後、妊娠16週目の体重は+3.8kg
お腹がぽっこり出てきている程度で
まだ妊婦だとはわからない

Morphology scan

2023年10月12日、妊娠20週目
Morphology scanは超音波検診の一つで
胎児の体が出来上がってきた頃の
20週目あたりに受けられる任意の検査
費用はA$195.00

手足などの体のパーツがあるかどうかや
背骨や小さな骨も含めて異常がないかを
1時間ほどかけて丁寧にスキャンで確認
この頃にはだいぶ人間の形になっていて
体の中で子どもがすくすく育っている
ことが確認できて安心した
この頃体重は+6.0kgでだいぶお腹も出てきた

両親学級

オーストラリアにも
両親学級というものがある
私たちはMaterが提供している
全5回、3日に分かれたクラスに参加した

①Physiotherapy Pregnancy Birth and Beyond class (対面)
②Breastfeeding class (オンライン)
③Becoming a Parent class (オンライン)
④Active Birth class (対面)
⑤When Nature Needs a Hand class (対面)

費用は$215.00
参加時期は妊娠29週目ごろ
対面のクラスはMater Mothers Hospital
で行われて、病院内や分娩室の見学もできた

このクラスは母親はもちろん
父親のためのクラスだと終わってみて気づいた日々体に変化がある母親と違って
子供が産まれてくるまで大きな変化がない
父親が出産や子育てに対する
意識を高めるためのものとしたら
とても意義があった

私自身が一番勉強になったのは
無痛分娩についてだった
帝王切開せず産道を通して産む場合
3つの方法で痛みを和らげる方法がある
①ガス
②モルフィネ(麻酔師が必要)
③エピジュール(麻酔師が必要)

Mater Mothers Hospitalの場合
24時間体制で麻酔師がスタンバイしているため
事前予約は不要
費用も無料だから出産の状況に合わせて
分娩室にいる間でも希望すれば
無痛分娩に切り替えることができる

日本では無痛分娩ができる
産院を事前に探したり
何十万の追加費用がかかると聞いていたから
この辺りはオーストラリアの方が
選択肢が多くていいなと感じた

実際の出産でガスとエピジュールを
使用した感想は別の記事で!

糖尿病検査

2024年1月10日、妊娠33週目
妊娠糖尿病の検査を受ける
2時間くらいかかる検査だとわかってなくて
事前予約が必要だったのに
ふらっと行ってしまったけど
たまたま対応できるとのことで
急遽検査を受け入れてくれた

砂糖水を3回ほど飲み、その度に採血
何もやることがなくて病室で仕事してた
後日結果を取りに行くと再検査を告げられる

数値はほぼ基準内ではあるものの
血糖値が急激に下がるはずのところ
私の数値は緩やかな下がりで
念のため再検査しておこうとのこと

後日同じ検査をして結果をもらいに行くと
2回目も同じような結果となり
きっと体質ですね、まぁ大丈夫でしょう
とのことで3回目の検査は免れた 

特に体調にも異常はなく
体重も+8.6kgと順調に増えていた

最後の妊婦健診

出産前最後の検診は
Mater Mothers Hospitalで行った
今後の流れや最後のエコー検診などをして
ドクターにもこれまでの経過を
全部チェックしてもらう
ドクターはこれまでの経過を確認するなり
Boring! と言って笑いながら病室を出ていった
それほど妊婦生活は順調だった

産休開始

2024年2月24日が予定日だったため
1月31日の出勤を最後に産休開始
いきなり仕事がなくなる方が不安で
3週間何をしたらいいかわからないと
子持ちの同僚や上司に伝えると

「好きなだけダラダラして
好きなことしてればいいんだよー!
子どもが産まれたら
もうそんな時間なくなるんだから!!」

人生の夏休みだと思って
ゆっくり過ごすことにした
自分と向き合う時間を取ったり
入院バックの準備や
両親が日本から来るための
部屋の片付けをして過ごした

まだ予定日より10日も早い日の夜中
お腹の奥でパチンと何かが弾けた

===
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!

つわりで苦しんだり
食べ物が食べれなかったりと
体調不良が続く地獄のような
妊婦期間を想像してましたが
私の場合は、ありがたいことに
取り越し苦労で終わりました
息子のおかげなのであれば感謝しかない!

これだけ妊婦生活楽させてもらったんだから
産まれてから波瀾万丈な日々がきても
頑張って乗り切ろう!心に誓っていました

次の記事では
いよいよ出産の話になります!

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