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初めてのことを、してみる。|4|染め紙

紙を折る
ここに赤 ここに黄 そっちには青
ひとつだった色が にじんで まじわって じんわりとおちついて
あら 子どもの手にも とびのった

紙をひろげる
そうっと そうっと ゆっくりね 
そこにあるものを丁寧にとりだそう
あの子のは 魚 これはお花だって きみのはどう?

わたしたちの世界には
何色もあるし 「何色」と言いきれない色もたくさんある
どれもまざって そのたびに形をかえて なにがしかをつくる
「これ」と言えるものもあれば 名前がつかないものだっていっぱいある
途切れてはいない その場から その時の選択から
偶然のようにつながって 生まれていく

それはいいものか、悪いものか
それはなんなのか
あるいは
どっちがよりきれいだとか、きたないとか
そんな判断はひとまず 脇に置いて

一緒にカオスをじっくり味わおう
出てくるものをじーっと待ってみよう
そして出てきたものを思いきり楽しもう!

そんなセンスと時間を 子どもと大切にしたい

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娘が通う森のようちえんで、染め紙をした。
詩というか、こういうことだよね、と思ったこと。

私の染め紙、これは…!とひらめいたので題名つけた。
額に入れて、玄関にでも飾ろうかな。「不動明王」。

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ちなみに、息子のは「チーバくん」。笑

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