初めてのことを、してみる。|8|ロックバランシング
あぁ、これまたすごい世界があるもんだな。以前知人がSNSでアップしていた「ロックバランシング」。川や海にあるごく普通の石を、"神秘的な"バランスで積み上げること。ロックバランスアーティストという人たちもいるようで、その作品たるや、確かに神々しさを感じるほど。(気になる方はググってみてください)
二人の子どもと海遊び(我が家は海まで徒歩10分)をしていて、ふとロックバランシングをやってみようと思った。
(そう、noteを始めた動機!とにかくこの世界のことを体感して知りたい。そうしないともったいなくて死ねない。今日は何しようかな?というワクワクを食べて生きていくこと。)
いつものおうちごっこ(流木を並べて家を作り、そこで料理したり寝たり起きたりする。今日のご飯は「里芋の煮っころがし」笑)をしている最中に、大きな石を積み上げたくなり、ママはいったん離脱。
石の重さと重心を無心で探る。あと石の素材。ここに5年も住んでいて今までこんなに石をまじまじと意識したことがなかったと気づいたのだけど、この辺の石はチョークのような粘土質な白い石が多い。これが海の底の岩盤になっているのかな。硬い石はどこからきたんだろう。違うプレートがあるのかな。
最初のは、安定しやすい横置きで、真ん中がすっと通るように団子状にした作品。作品?うん、タイトルをつけよう。「考え中」。
次。石に軸があるのがなんとなくわかってきた。「前のめり」。
そして最後。この三つの岩をどうにかして立てたくなり、あーかこーかと何も考えずぐちゃぐちゃとやってたら、カチッとおさまる瞬間がきた。
なんだこの感覚。抜けた。
先の二つも集中して組んだのではあるけれど、軸がどこかなどいろいろ考えていた。最後のは、完全に意図なし。でも、カチッとくる時に「あ」とわかった。
タイトル「手乗りの未来」。(やーこういうタイトルつけるの慣れてない)
どうしてできちゃったのか全く不明。ただ、できたあとの爽快感は、世界がくるりと変わっちゃった、という雰囲気だった。理屈を超えて本質に届いたみたいな。
これはすべてのことに通じる至り方だったりして…なんてこの世界に足をちょんと踏み込んだ程度の思いつきでしかないのだけど、あの「カチッ」の感じ、やみつきになるのがよくわかる。
日本では「石花」と呼んでアート作品として楽しんでいる人たちもいるらしい。花、か〜。背景と合わさればまたそこに世界が広がりそう。子どもがもう少し大きくなったら一緒に遊べるだろうな。またやってみよう。
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