エンターテインメントや創作物の価値について考えている。

自粛前の私。サブカル人間だしそれなりにエンターテインメントに対価を払っているつもりだった。ライブに行くしクリエイターの作品も買うし。
けれど思い返せば、最新の音楽やお笑いのネタをYouTubeで済ませたり、漫画アプリは無料じゃなくなった途端に読まなくなったり本屋でさらっと立ち読みしたりしていた。
日本はエンターテイメントや創作への価値を低くとらえていると誰かが言っていたが、自分自身も無意識にそうして生きてきたのかもしれない。

自粛期間。エンターテイメントは不要不急かもしれないが、私の生活には必要不可欠。欠かすと精神的な死にもつながりかねない、大げさではない。最近毎夜、観たい配信が多すぎてスマホのカレンダーに予定を入れ管理することにした。私には毎日楽しみがある。間違いなく生きていて楽しい。

今日小山田壮平さんのバンドセットライブ配信を観た。こんな素晴らしい演奏がリアルタイムで無料で観れて、アーカイブにも残る。申し訳ないと思った。
先日のやさしいズタイさん主宰のユニットコントライブ「東京夜行花」リモート版。10人くらいの芸人さんが台本覚えて演じた3本のコントも無料。
(後日noteでアフタートークのお土産が売られてたが、これも500円程度)

誰かが身を削りながら命をかけて生み出した作品を安易に消費しては良くないと感じているこの頃。noteの有料記事に課金することにも有料配信を観るのにも抵抗がなくなってきた。むしろもっと有料にするコンテンツがあった方が良いよ。価値を下げたくない。
(だから芸人、ミュージシャン、俳優、漫画家などの卵たちは食べていけないと言われているのかなんてことも考えたり)

あなたが時間を費やして身を削って生み出し作品たちは無形だろうととても価値がある。もっとシビアに、作り手がどん欲に作品を発表できる世の中になってもいいのでは。

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