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お正月

子どもたちを連れ、私の母に新年の挨拶。

自宅から車で10分ほどのところに住んでいる。

年に数回しか会わないが孫を可愛がってくれる母と、おばあちゃんの家に快くついてきてくれる子どもたちに感謝している。

雑談の中で

「お弁当をひっくり返して猫の毛だらけになってしまったものを持たせてしまったことがある。あの時は悪かったね」

そんな話を聞いた。

正直覚えていないが、女手一つで男三人を立派に育ててくれた母がそんなことを覚えていて驚いた。

昼夜働いて、家事をこなし、弁当をつくる。

本当に大変だということが今なら分かる。

どんな弁当でも、おかげさまでこんな立派に育った。

社会人になりそこそこ食べたいものは食べられるようになったが、母の弁当は今でもおいしかったと記憶している。

そんな話ができただけでもお正月は有意義なものになった。


わけあって、親戚付き合いというものを知らずに育った私はお正月の過ごし方の正解が何かはよく分からない。

人に話せば、煩わしい付き合いがなくて羨ましいといわれることが多いが、素直に受け入れられないところもある。

それでも40年近く生きていれば分かるものは分かる。

義務感で嫌々続ける関係は精神的にも良くないだろう。

お正月に関わらず、会いたくなったら会いたい人に会いに行く。

それでいい気がする。

今年も良いスタートがきれた。


しかし、猫の毛だらけご飯に気がつかず食べていた自分にも驚きである…。

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