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家も生きている

引き渡しが迫った家の点検をした。

住んでいたときにはなにもなかったのに、荷物をどかした途端にドアが閉まらなかったりすることがある。

外気との温度差などで珍しいことではないが、言葉では説明できないときもある。

大切に使われてきた家であればあるほど、そう感じることが多い。

次のオーナー様もとても気に入っている。

日本はまだまだすぐに壊して、新しく建てるというスタイルが主流ではあるが、使えるうちは手直しをしながら使っていって欲しいと思う。

普段からしっかり手入れをしておけば100年だってもつ。

命を守ってくれている住まい。

大事にしていきたいと思う。

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