NOと言える勇気
先日、生理痛がひどくて産婦人科に行った。
受付の人に
「ピル(低用量)を処方してほしいんですけど…」
と伝えたら、鼻で笑われた。
・・・・
まじか。
それが心の中で引っかかり、ずーっとモヤモヤ。
さらに、診察を受けて分かったこと。
その病院の産婦人科医は、こちらの話も聞かず一方的にまくしたてるようなトークをする人だった。
私の前でも「なんで言う事聞けないの」ってスタッフを叱るし、スタッフの連携が全く取れていなかった。
唯一すごく優しい対応をしてくれたスタッフさんのことも頭ごなしに叱っていて、モヤモヤメーターがMAXに。
だけど、不満に思う自分がいる一方で、無意識のうちに
「でも、私の受け取り方が悪かったかも…」
「受付の人も疲れてたかもしれないし…」
「クレーマーと思われたくないなぁ…」
と思考が働き、別に言うまでのことでは無いっかと片付けてた。
んにゃ、ちょっと待てよ?
診察結果を待っている間、少し自分の感情に目を向けてみた。
最初の受付の人への怒り
先生への怒り、無念
相手を責めたい感情が出てくる。
でも、その中にも
私、ショックだった。傷ついたな~。もっと安心を与えてくれる対応をしてほしかった。
ってピュアな感情があることにも気づき。
深呼吸して、感じた事をゆっくり整理してみる。
そうこうしてたら名前が呼ばれ、再び先生と対面。
相変わらず一方的に話すし、スタッフは叱るし。
その圧に押されそうになりながらも、自分にフォーカスしたら、先生の流れに引っ張られなくなったのが体感で分かった。
ちょっと勇気を出してみた。
「あの、ひとつ伝えたいことがあって。」
相手の流れが止まる。
「受付でこーやって言ったときに鼻で笑われて。私の受け取り方に問題があったかもしれないし、スタッフさんも疲れていらっしゃったのかもしれませんが、すごくショックを受けたし、ただでさえ症状で不安な気持ちがさらに助長されました。」
あと、優しく対応してくれたスタッフさんも守りたかった。
「そんな中、○○さんはすごく優しく対応してくれて安心できました。ありがとうございます。」
言えたーーーーー!
ふーーーーー、すっきり。よくやった私。
もやもやMAXでぎゅっと小さくなっていた私の心が、ほぐれて楽になったのを感じた。
その後、先生も丁寧に対応してくださり、やっと一方的じゃない会話になって。なんとその日の診察代が全額無料になりました。
どうしてもっと○○できなかったんだー!って
相手をプッシュするような言い方で”私vs相手”っていう戦いの構図を作らずに、「自分はこう感じた」って勇気を持ってただ伝える。
その小さな勇気を持って相手に言うことは、決してクレーマーじゃない。
NOを伝えれること。
それは自分を守る、自分を大事にするってことなんだ。
みんな一度はあるでしょう。
自分の嫌な気持ちを自分が我慢することでその場を丸く収める。
優等生タイプや相手を気遣いすぎてしまう人は多いかも。
それって当たり前?それが大人になるってこと?
これまでそうやって思ってたけど、違う違う。
それは、小さな自分いじめだった。
だって、あなたの嫌な気持ちを見てあげれるのってあなたしかいない。
だから、あなたを守れるのもあなたしかいないんだ。
感情を飲み込まない。
それ、言っていいNOかもよ?
NOと言う許可を自分に与えよう。
ほんのちょっとの勇気を持つこと。
そしたら、生きるのがちょっと楽になるのかも!!
そんな学びをくれた出来事でした。
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