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流浪の月

流浪の月/凪良ゆう

せっかくの善意を、わたしは捨てていく
そのなものでは、わたしはかけらも救われない

言葉にできるようなわかりやすい繋がりはなく
何にも守られておらず
それぞれひとりで 
けれどそれが互いをとても近く感じさせている
どこへ流れて行こうと
ぼくはもう、ひとりではないのだから


穏やかな物語に見えるけど
気づくと柔らかい毒がゆっくりとまわっている
そんな本でした

人が自分でみてる世界は狭いけど、
でも結局それがその人の全てで
でもそれだけじゃだめなんだと思った

更紗と文にはこれからも何度も会いたくなると思う 
大切な1冊に出会ってしまった



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