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④言葉の選びかたや表情・声色などの工夫ー居場所を見つけるまでにしたこと

2020年の気づきnoteの続き。今回はコミュニケーションの改善について書きます。

「感じてはいけない感情は無い。すべての感情が存在していい」というのが信条で、だからこそ芸術や文学が大事だと思っています。一方で、日常生活では感情の扱い方、そして表現の仕方に工夫が必要だとも気づきました。

しばらくオンラインの状況が続きます。オンライン上のコミュニケーションだと、表情や仕草から感情を読み取るのが難しく、コミュニケーションがぎこちなくなりがち。だからこそ、画面ごしでの見せ方が重要になります。

安心感を与え、背中を押すことだけやればよい

特に仕事上でのコミュニケーションでは、相手に安心してもらうこと、そして本音や意見を引き出すことだけをやればいいのでは、と気づきました。

不安を抱えていたり、何か考えているとどうしても無表情になったり声が固くなったりしますが、オンラインで無表情な人がいると「自分が機嫌を損ねているのでは」と、相手が不安を感じてしまいます。

だからこそ、オンラインの会議ではテンション3割増しくらいで、笑顔で明るく話すようにしています。または、何か不安や心配事があったら、社内や気心の知れた相手であれば「〇〇が心配なんですよね」「前の会議の●●で疲れてます」というような説明を入れておくこともよいでしょう。

仕事上のコミュニケーションや、家族との日常のあいさつでも、まずは「安心感を与えること」が重要だと思います。日々忙しくて余裕がないこともありますが、無理にでも明るい声であいさつをすると、気持ちが後からついてきて元気が出ることもあります。

受け取る言葉の仕分けをして、自分の伝え方に活かす

ずっと、自分が詰められたり、厳しい態度をとられるのは「自分に原因があるのでは?」と疑う癖がありました。自分を信じることと疑うことは常にバランスよくあると調子がいいのですが、疑う方が上回ると憂鬱になってうまくいかなくなります。

しかし、あまりにも厳しい言葉、否定的な言葉というのは、多くの場合、その言葉を発する側のコミュニケーション能力が低いから、ということでしかないと気づきました。

自分の成長の糧にできる「聞くべきフィードバック」と、単に相手の伝え方が下手なだけの「聞き流すべきフィードバック」をちゃんと自分で見極める必要があります。

「年上の(特に男性の)言うことは正しいものだ」というような先入観が私にもありますが、そのせいで相手の言うことをすべて受け入れてしまい、相手の能力不足による無礼さに気づかないこともありました。そこを見極める術を身につけないと、後々困ることになります。

また、自分の言動やふるまいにも自覚的になりました。“若い女性”だったころは「こいつはモノを知らないだろう」という偏見を持たれていてなかなか話を聞いてもらえないので、強い言葉遣いで、とにかく強いメッセージを伝えるコミュニケーションになりがちでした。

しかし、そろそろ次の段階に進むべき時。この本がとても役に立ちました。

無礼な態度の中に「相手の言葉をさえぎって話し始める」という項目があったことが発見でした。そういうことをされても「私の話がうまくないからだ」と受け入れてしまっていましたが、それは無礼な態度をとられていたのだ、と理解できることで相手の言うことを何でも受け入れなくていいのだ、と一歩引いて考えられます。

組織が悪くなっていくときに、何が最初に起きるかを考えてみたところ「言葉を飲み込むようになること」じゃないかという考えに至りました。

立場の弱い人から徐々に、言葉を飲み込んで意見を言わなくなる。だんだんとウイルスのように暗い連鎖が起きてきて、お互いに疑心暗鬼になり、攻撃しあうような組織になっていく。

だから、話す相手が何か言い足りなそうじゃないかに気を配り、言葉を発しやすくなるような問いのかけ方、ちゃんと最後まで“聞ききる”ということを意識しています。

まだまだ力不足で失敗だらけですが、地道に積み重ね、改善していきたいものです。

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