ミナのアクセシビリティ研究発表10-1

ミナのアクセシビリティ研究発表
この番組は、視覚障害者の生活に役立ちそうな機械や情報を研究している私、ミナが、出始めていると感じている成果をお話しします。
今日のBGMは、音羽ざくろさんの、いつの日か、です。

今日のテーマは、来年2月に企画され、参加者を募集している、NVDAトレーニング講座についてです。

NVDAは、Windows用の画面読み上げソフト、スクリーンリーダーで、無料でありながらWindowsをパワフルに使いこなすための読み上げ機能が搭載されています。電子メール、ウェブ、オフィスなどの各種アプリケーションへの対応も行われており、就労場面でも、様々な可能性を秘めています。

トレーニング講座は、千葉県四街道市にある視覚障害者支援センターちばでの開催です。宿泊ありのプランもありますので、普段NVDAを近隣で教えてもらうことが難しい、地方の方も、ぜひ参加をご検討下さい。会場と、宿泊先である千葉のホテルの間の送迎が必要な方は、申込時にご依頼いただけるようになっています。

講習は、1泊2日の日程で、2月2日土曜日の午後から始まります。午後前半は、NVDA全般について、視覚障害者支援センターの御園政光さんから説明があります。午後後半は、ウェブ、電子メール、リモートアクセスなどについて、視覚障害者支援センターちばの岡根鉄郎さん、土田伶さんから説明があります。土曜日の夜は懇親会も企画されています。
2月3日日曜日は、Microsoft Officeについて勉強するコースと、プログラミング言語Pythonについて勉強するコースに分かれます。Officeコースは、午前中はWord、午後はExcelです。Wordでは、NVDAでの箇条書きやフォント情報の操作、表の作成についても扱い、ビジネス文書の作成を学ぶ予定です。Excelでは、表の作成や、関数について扱い、ビジネスに役立つ在庫管理表の作成を学ぶ予定です。Pythonコースでは、午前中にNVDAでPythonを使うための環境について、そして簡単なプログラムの作成と実行を学びます。午後は、PythonのGraphical User Interface、いわゆるGUIモジュールであるwxPythonについて学びます。wxPythonで書かれたプログラムは、スクリーンリーダーでアクセシブルになるという特徴があり、NVDAそのもののGUIも、このwxPythonで作られています。Officeコースは岡根さんと土田さん、Pythonコースは御園さんと私、野々垣美名子が担当します。講座の詳細は、NVDAヘルプデスクサイト、https://nvda.help/archives/1055をご覧下さい。

今日の放送はいかがでしたでしょうか。番組宛のメッセージをお待ちしています。メールアドレス、accs@himaraji.comまでお送り下さい。番組専用メッセージフォームからも、お送りいただけます。以上、ミナのアクセシビリティ研究発表でした。

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