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食べもので遊んだっていいじゃないか。遊べるおやつ「くうねるあそぶ」開発中。

「食べもので遊んじゃいけませんっ!」

きっと誰もが一度は言われたことのあることじゃないだろうか。
食べものは大切だ。無駄にしてはいけない。
その意味でこの言葉は正しい。またお行儀よく食事をする、という意味でも正しい。

でも。
特に子育てをするようになってから、本当に「食べもので遊んじゃいけないのかなぁ」とちょっと引っかかるようになった。

だって、
お餅をびよ〜んとどこまで伸びるか挑戦しながら食べるのって楽しいし、
牛乳飲んだあとヒゲみたいになったらワハハって笑い合うし、
とんがりコーンを指にはめたら2倍くらい美味しく感じるし、
節分の豆まきなんて完全にバトルゲームじゃないか。

さらには、
食べものに直結する「料理」だって、あれ、遊びでしょ?
より美味しく安全に食べるために先人たちが頑張って今につながっているもの=料理なのは間違いないけど、
たとえば納豆は最初「なんだよこの臭いネバネバ!お前ちょっと食べてみろってww!」的にふざけていた場面があった気がしてならないし、
子供に料理をさせることをやれ食育だとか脳の発達に良いとか言うけど(実際そうだとは思う)、当の本人は楽しくて遊んでいるだけだろう。
少なくともうちの息子たちは、パンの生地をこねて小さくちぎって「米つぶ!」とか言いながらニヤニヤしてる。

だから、
食べることには、遊びや実験の要素がもともとあるはずだし、それを否定しすぎてはいけないんじゃないかと思うのだ。

世の中もなんとなくそっちの方向に行ってるのも感じる。
「ねるねるねるね」のようないわゆる知育菓子の種類も増えているし、グミが大流行している背景には、味のバリエーションや食べやすさももちろんだけれど、遊べる要素があることも大きく影響してる気がする。

一方で、そうした楽しい兆候もありつつ、まだまだ“食べものを使った遊び”は、ルールを与えられてそれに従う枠の中にある気がしている。
説明書の手順通りに混ぜたり組み立てたりも楽しいけれど、その先がそろそろ欲しくなってくる。
小学生がプログラムを書いてゲーム作っちゃう時代。材料があればなんだってできるし、その方が楽しいよねと世の中が言ってる。

そこで!

作っちゃいました。
その名は「くうねるあそぶ」。

「くうねるあそぶ」とは、お菓子+ゲームシート+アプリを組み合わせて、食べたり(食う)、考えたり(練る)、遊んだり(遊ぶ)できるちょっと新しいおやつ。
お菓子を道具にしたり、組み合わせて絵や文字にしたり、ゲームのコマにしたり、食べ方も遊び方も自由。同梱のゲームシートをヒントに、“自分で楽しみ方を考えて遊ぶ”商品です。アプリはそのサポート役。ゲームの時間を盛り上げたり、時間を測ったり、これもまた自由な発想を刺激するはず。

Konelで手がけている「オノマトペのおやつたち」のノウハウとご縁も活かして、島川(富山県)や、餅武(京都府)という老舗の皆さんの本格的なお菓子とコラボさせていただくことに。たくさんアイデアを交換したり、オリジナルの型で商品を作っていただいたり・・・ただただ感謝。(写真はイメージ)
アプリはシンプル。
くうねるあそぶ以外でもいろんなシーンで使えそう


まだプロトタイプ段階で最終形ではないけれど、
・いかにして遊ぶ人たちの自由なクリエイティビティを引き出すか?
・わかりやすく、かつ遊んでみたくなるデザインとは?
・どんな利用シーンを想定するか?
……
そんなことを考えながら、日々みんなでわいわい改良を加える日々。

他のプロジェクトを進める合間にのんびりコツコツ前に進めてきた、その足跡フォトをいくつか公開したい。

初期のイメージイラスト。まだまだ粗い
息をするようにサラッと資料を作る浅井さんのロードマップ
とりあえず遊んでみる
ボツになった遊びもたくさん...
子どもたちの意見は重要!
福笑いってだいたい変な顔になる
改良、今日も改良
Konelのファミリーデーでみんなで遊んでみた
思いもよらぬ遊びがどんどん出てくる
プロトタイプ第1号は、モニターの方々に送付。ご意見や激励いただいた皆さん、ありがとうございました

“食育”というほど大それたことではなく、カードゲームで団欒するように、この商品が人と人の間にあると良いなと思う。
純粋に食べて、遊んで、その結果として何か発見があったり新しいきっかけが生まれたりしたらすごく嬉しい。

まだまだ道なかばだけど、
ーこんな商品が欲しい!
ーここで売ってみたら?
ーそもそもこのプロジェクトに参加したい!
という声があれば、ぜひご一報いただきたい。onomatope@konel.jp

いろいろ検討して
こんな形になりました!

「くうねるあそぶ」、
近々皆さんに召し上がっていただけるはず。
続報をお楽しみに!

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