男性社会の批判の、方向性について思うこと
フェミニズムの議論の前提?に異議あり高橋璃子訳『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社, 2021 原著はスウェーデンにて2012年出版)
で日本でも広く知られることとなった著者のカトリーン・マルサル。
彼女はさるインタビューにて、
「アダム・スミスは自身の母親のことを環境だと思っていたのだ」
と語ったという。
(阿古真里、藤原辰史[対談 ケアの家政学]「家政学の思想」『現代思想』p56)
『アダム・スミスの〜』はタイトルがそうであるように、経済学の前提に