詩「散散散る」

雨が
落ちる
雨が
落ちる
手が
落ちる
恋は
落ちる
ぽろ
と
星のかけらが崩れて
ぼくの身体
落ちる
きみの姿
落ちた
目が
散る
芽が
散る
女が
散る
青い朝　焼け
落ちる
散り落ちる雨
恋は
ぼくの身体に
散っていくから
歯痣と
きみ

眠れば健康で、全部は夢で、明日はきっと、晴れ。

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悪くはない。（ホントに？）

MNB連続詩集『遠景脱妄症』｜ミナベシオリ｜note