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進む 私のグリーフケア

2023年4月、長男がきっかけでオープンにかかわらせていただいた
放課後等デイサービスがオープンした。

9年ぶりに見る医療的ケアの器具に、揺れる心。
懐かしい、怖い、幸せ、感謝、さまざまな感情があふれつつ
走り始めた春。
内観ワークを重ね、少しずつ落ち着いていく。

ここに来てくれるお母さんと子ども達は私の希望だな。
スタッフが心地よく、私ももちろん心地よく在ることが、
子ども達に循環し、子ども達の健康につながることを
目の当たりにした6か月だった。

以前の職場でしきれなかったことが、今は
どんどんできている。

ママスタッフは帰ってからの夕飯が大変。
じゃあ子どもと野菜を触って遊んで
夕飯のネタを持ち帰ろう!など
アイデアがみんなに豊かに循環することを
経験している。

12月に喀痰研修を受けた。
保育士や教諭、福祉職の方でも
痰吸引や胃ろうのケアができるようになる。
研修前、ちょっとビビってはいたが、
予想以上にトラウマが出てきた。

わっくんの最後の吸引を思い出し、
罪悪感や孤独や無力感が溢れ出る。
呼吸が浅い感じ、喉が詰まる感覚。
逃げ出したいけど逃げられない現実。

溢れ出てきついのは自分だけなので
喀痰研修から帰って涙もろい私を、
家族は不思議そうに見ていた。

こりゃ2回目の喀痰研修(全3回)はキャンセルして
自分を守る選択肢もアリと腹を括る。

トラウマを再体験せずに対話しにいく。
IFSで学んでいるパーツワークで痛みに寄り添いにいくと、
意外にも罪悪感や無力感より
家族と分かち合うことを求めていた。

ので、パパさんと分かち合わせていただく。
パパさんも受け止めるのは
かなりエネルギーを使ってくれたと思う。

おかげさまでパパさんとのきずなも深まり、
パパさんのグリーフケアももしかしたら
進んだかもしれない。
そして私の傷はかなり安堵した。
感謝の気持ちでいっぱい。

その後の喀痰研修2回目はかなり軽やかに参加できた。
末っ子が、わくわくホームが、私の癒しの
きっかけをくれる。
セルフケアと自分への信頼と家族の助けで
癒しが深まる。

9年前は寂しくて寂しくて、がんばったね、と
思いつつなんで死んじゃったの!?って怒ってた。

今はわっくんからの愛が常に私に注がれていて
あふれてて、それを分かち合えるといいなと
思いながら生きている。

全てに感謝。


研修終了 実地研修はのんびり進もう
1人で内観ワーク。トラウマと向き合う
懐かしの9年前 医療的ケアのある子どもとの日々

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