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ネガティブは言葉にして昇華する

コンプレックス、ショッキングな記憶、大きな後悔、頭にこびり付いて離れないあんなことやこんなこと。

目を背けてしまいたいけど、向き合わざるを得ないネガティブ。後回しにしてもしてもずっと追いかけてくるから、結局対峙しないといけない。

私が日々生きている中で触れる回数が多いのは圧倒的にネガティブの方で、ポジティブはかなり貴重。ポジティブ1個につきネガティブを2〜3個打ち消せる力があるけど、毎日大量に生産されるネガティブにポジティブの登場が間に合わない。比率が合わない、どう考えても。

そうとなれば、ネガティブは別の方法で1つ1つ昇華していくしかない。

消化じゃなくて昇華。ただ消すのではなくて、ちゃんとそれを打ち消すことで何かを得て自分へリターンさせたいから、昇華。ドラクエだってそう。ただ敵を倒すんじゃなくて、倒せば倒すだけ経験値が溜まっていく。

どうせ時間と労力をかけて向き合うのだから、しっかり昇華させて私の実にしないと意味がない。

人によってネガティブの討伐方法は異なると思うけど、私が知らず知らずのうちにいつも行っていたのは、ネガティブを言葉にして、それをつなぎ合わせて文章にすることだった。実際、私のnoteはネガティブをベースに書かれた文章が多い。

私にとって、自分の本音や思いを声に出すことはとても難しいことだった。過剰な自意識が邪魔をして人に話すことが出来ないから、どんな時も自分という狭い空間の中で押し殺してきた。そんな私に唯一できたのが、”書く”ということ。

思いを言葉にすると「形」になった。その欠片を拾い集めて、嵌め込んでいくと文章が出来上がって、気づけばそこに、これまでずっと声に出して言えなかった、他の誰でもない私自身の思いが浮かび上がっていた。

思いを形にして書き起こすと、自分の思いを何の際限もなく吐露することができ、自分が考えていることや感じていることを整理し再確認できる。そして自分で気づけていなかった潜在的な部分にも気づくことが出来たりする。

声に出せないのなら無理に出す必要はなくて、自分に合った方法を見つければいいんだって思う。無理したところで結局、またネガティブに繋がってしまうから。自分に向いていると思える、自分自身が一番気楽でいられる形でいい。あくまで、ここでは自己中心的でいていい。

ネガティブを昇華させて、回り回っていつかはポジティブになって返ってくるように。昇華したネガティブの数だけ、自分の自信となるように。

良いことより悪いことの方が多いし、楽しいことよりしんどいことの方が多い。それでも生活は続いていくし、いつか必ず訪れる終わりの瞬間まで、もっとこの世界を愛して生きていたいし。

どうせ生きるなら、限りなく自分が好きな自分に近づきたい。

私の人生を変えていけるのは私だけ、ネガティブともポジティブとも末長く仲良くやっていきたい所存なのです。


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