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性別発覚とジェンダーリビールケーキ

妊娠20週と3日の妊婦検診で、赤ちゃんの性別がようやく分かった。

私たち夫婦にとって特別な日になったので、この日を記録しておきたいと思う。

3度目の妊婦検診

前回の検診から3週間。

今日こそは性別がわかるかもしれない。「赤ちゃん、今日はいい格好でいてね」とお願いしながら、病院に向かった。

ドキドキしながらエコー開始。

「う〜ん、見えないかなぁ、どうかなぁ」と先生が呟く。よく動いているけど、いい位置で止まってくれない。

「赤ちゃん、お願い!」と思いながら、画面を見続けた。前回は5分で終わったエコーだけど、今日はじっくり見てくれる日だったから、望みは捨てない。

そしてついに。

「うん。分かりました!性別、知りたいですか?」と先生。

「はい!!お願いします…!」と答えたあと、少し間があって。

「女の子ですね」と先生。

「えっ、えー!本当ですか」と私は間抜けな返答をしてしまう。

なんとなく最近男の子だと思っていたから、正直びっくりした。

「この一本線が見える?これが女の子ってこと」と先生。

「もう女の子で変わらなそうですか?」と念のため確認。女の子だと思っても、角度次第では🐘が見えることもあるって聞いた事があったから。

確実ではないけれど「女の子の可能性が高い」とのことだった。

それからエコーで見てもらっている間、ふと涙が流れていることに気付いた。

なんの涙か自分でもよく分からなかったけど、心の中は大忙しだった。

女の子だと分かったことで、突然未来がリアルになった実感があった。

今までは「男の子の未来」と「女の子の未来」をそれぞれ、ぼんやりと想像していた。

でもこれからは、男の子の未来を想像する必要はない。

正直言ってしまえば、ほんの少しだけ残念な気持ちもあった。男の子だったら「小さい彼氏」みたいな存在になるらしいし、それに少し憧れていたから。

でも思考はあっという間に、女の子の気持ちになっていく。

女の子だったら何しよう?何してあげよう?想像が具体的になっていく。

無事エコーが終わったあとも、胸がいっぱいで、誰かにこの喜びを伝えたくて仕方がなかった。

「私は女の子のママになるんです」って、見知らぬ人にも伝えて回りたいくらい、心が浮き立っていた。

お手軽ジェンダーリビールケーキ

主人にも早く伝えたくてウズウズしたけど、予定通り「ジェンダーリビールサプライズ」をすることにした。

とりあえず、性別がわかったことだけ報告。

病院の帰りにスーパーに寄って材料をそろえる。

あると思っていたスポンジの台(一から作るのは体力的に諦めていた)と苺が売っておらず。スポンジの代わりに、丸い菓子パンを発見。苺の代わりにラズベリーを買った。

それから自宅で仕事中の主人が待つ家へ。

主人の顔を見たら、とにかく言いたくてたまらなくなった。けどジェンダーリビーサプライズを楽しみにしていたので、グッと我慢。

一人でケーキ作りを開始。

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ちなみに材料は4つだけ。

・生クリーム
・菓子パン
・ブルーベリー
・ラズベリー

とにかく「簡単に作れる」ことを意識した。

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「BOY or GIRL」のピックも、家にあるもので手作り。(チョコレートで文字を書いてもいいかなと思ったけど、失敗したくなかったからやめた。)

便箋を切って旗を作って、パスタの麺を爪楊枝代わりに使った。我ながらナイスアイディア!

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そして完成。

パンは半分に切って、ラズベリーを中に入れて生クリームで隠した。

インスタに出てくるおしゃれなケーキとは程遠いけど、かなりそれっぽく作れて大満足!

主人の反応

そして主人を呼び、いよいよサプライズ。

私たちはカメラを仕事にしているから、動画と写真撮影もしっかり撮った!

リアルタイムの反応をしっかり記録しておきたかったから、ケーキを切っているところも動画に収めた。

そして肝心の主人の反応はというと...

とにかくびっくりしていた。

彼も「男の子」だと思っていたから。「えぇぇぇ〜!そっかぁ女の子かぁ」と。

でもすぐに実感していったらしく、とても嬉しそうだった。女の子だったら何しよう?どこ行きたいかな?

二人で赤ちゃんの未来を想像しながら、とても幸せな時間を過ごした。涙が出た。

ちなみに「お父さん」というのは不思議なもので「女の子が生まれる」と分かった次の瞬間「お嫁に行っちゃうの寂しいなぁ」と思ったらしい。

「悪い虫がつかないようにしよう!」とも思ったそう。私は「気が早いよ」と思ったけど、お父さんあるあるなのかな?

生まれる前からこんなにも愛されている娘は、本当に幸せだと思う。

どうか私たちの愛をたっぷり受け取って、すくすく元気に育ってくれますように。


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