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みりんの飲み比べ

今回は、原材料はほぼ同じ、熟成年数が異なる3種のみりんを飲み比べてみました。
お取り寄せしたのは福光屋のみりん。金沢のブランドですが、都内にもいくつか店舗があります。


どれもさらさらした舌触りです。こちらのブランドのみりんは特に、アルコール感が優しめで、深みのある甘さです。
・通常(左) 水あめのような濃度の甘さ。
・3年(中央) 通常ものに黒糖を足したような重さ。
・7年(右) 黒蜜のような濃厚なコク。

バルサミコ酢のように、はっきりと知覚できるトロみの違いはありませんが、どっしり重いコクのようなものが増していく感じはあります。

やはり寝かせると、水分量が減るために、甘味が増すのでしょうか。
新しい成分が発生したり、既にあった成分が失われたりするのでしょうか。
酢やみりんは液体ですが、固形物だと、どうなるのでしょうか。
ますます謎は深まります。発酵や熟成はまだまだ未知の世界です。

ちなみに、みりんはすぐに使い切らないと腐るということはありませんので、家で熟成させて変化を楽しむこともできます。消費方法として王道なのは煮物料理ですが、その甘さを生かしてお菓子やカクテルもできます。計量しない主婦なので、かなりいい加減ですがレシピを載せておくので、お役立て下さい。

・みりんカクテル
材料は、ココアパウダー・みりん・牛乳(1:1:3)。
少量のお湯でパウダーを溶いてから、みりんを混ぜます。牛乳量はお好みで。生クリームならより濃厚に。ニブを散らして苦味を補完。
夏はコールド、冬はホットで年中いけます。

・みりんガナッシュ
材料は、チョコとみりん(3:1)
湯煎orレンジで溶かしたチョコに、みりんを混ぜるだけ。少し冷えてきたら丸めて、ココアパウダーをまぶします。チョコは70%以上ならほろ苦、40%程度だとかなりしっかりした甘さのものができます。

調味料は、時々奮発してみると、使い終わるまで料理上手になった気分が味わえて、生活にハリがでます。種類もブランドもさまざまありますが、足の早いものでなければ、原料や熟成度合いが異なるものを同時に試してみると、違いがハッキリと知覚できるので、オススメです!

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