ナッツの食べ比べ
板チョコレートのテイスティングが趣味なのですが、商品解説でよく見かけるのが「ナッツ」という風味の表現です。
現在日本で購入できるナッツの種類は少なくとも7種類以上あります。
一体どのナッツを指しているのか、あるいは共通する何らかの香りや味を指しているのか?
それらを考察するべくナッツを食べ比べてみました。
今回試したのはタマチャンショップのしあわせミックスナッツです。
食塩・オイル無添加のミックスナッツで、一袋に7種類のナッツが入っています。
・アーモンド
ほんのりスモーキーな木の香り。甘味と旨味、どちらもしっかり。
・カシューナッツ
香りは淡白だが、甘味と旨味が濃い目。
・マカデミアナッツ
香りは淡白だが、旨味が濃厚。かなり油脂感が強い。
・くるみ
若い木、薄い黄土色を連想させるような香り。淡白な味わい。
・ヘーゼルナッツ
栗のような甘い香りが特徴的。味が濃く、甘味と旨味もしっかり。
・ピーカンナッツ
メープルのような甘い香りが特徴的。甘味も旨味もしっかり。
・ピスタチオ
とにかく味が濃い。青海苔のような香り。他のナッツより塩味がある。
ナッツの原産地や、販売ブランドで差は出るでしょうが、マクロ的に見ればだいたいこんな感じでしょうか。
甘味と旨味は共通して感じますが、味の濃さにはだいぶ幅があります。
食感は基本的にはポリポリ、ぱりぱりした感じですが、マカデミアだけは水分量が多いのか、ごりごりとした食べ応え。
日本人に馴染み深そうなのは、やはりアーモンドとくるみ。小さい頃から食べ慣れている香ばしい匂い。カシューナッツはそれらより少し濃い目の味。
ヘーゼルナッツとペカンナッツの甘い香りは独特なので、好き嫌いが分かれそうなところ。
ピスタチオは、他のナッツと比べると、香りも塩気も濃さも異質でした。
今まで食べたチョコ達を思い出してみると、おそらく日本語による「ナッツ」という風味表現は、ナッツ全般に共通する油脂の旨味、香ばしさ、ドライな木の香りを想定しているのではないかと推測します。いわゆるミックスナッツ(アーモンド多め)の袋を開けた時の、総合的な香りですね。国が違えば馴染みのあるナッツも違うでしょうし、思い浮かべる香りも変わってくるでしょう。
ナッツが食べたくなってきましたか?(笑)
気になる方は是非、ご自身の舌で確かめてみて下さい。
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