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ノープランで大手企業を退職しました

先週、次の仕事は決めずに、新卒から5年間勤めた企業を退職した。

人生で初めての退職だったから、そわそわしたけど、悔いはない。

辞めた理由と今後について、頭の整理のために書いておこうと思います!

まずは、辞めた理由から。

① 会社の中で、「やりたいこと」や「やるべきこと」が達成できたと感じたから
ありがたいことに、自由に挑戦させてもらえる環境だったため、様々なプロジェクトに関わることができた。結果、得られるものは全て得た気がした(もちろん長いこといれば別の何かを得られるんだろうけど)し、もうなんだか満足した。これ以上成長できない気もした。

② 仕事に対するワクワクする気持ちが日に日に少なくなっていくのを感じたから
おそらく①に伴い、仕事にワクワクしなくなった。思い返すと、少しバーンアウトしてたのかもしれない。心が一切動かないし、もうその仕事内容について考えることが嫌になりつつあった。

次第に、なんのために生きてるのかがわからなくなった。嫌だな〜と思いながら過ごす毎日になんの意味があるのだろう。仮に収入が減っても、生きていると感じられるようなことをしたい、そんな風に感じた。

③ 居すぎた
就活時代から、特に20代の間は、あらゆる環境で、たくさんの豊かな経験をしてスキルを付けていきたいと感じていた。その気持ちは今も変わらない中で、1社目に5年間は「居すぎたな」というのが正直な気持ちとしてあった。27歳、そろそろ環境を変えて次の挑戦をしないと、思い描いていた大人になれないのでは、と思うようになった。また、年を重ねれば重ねるほど、新しい挑戦や変化に対して腰が重くなるような気もした。だから、今だと思ったら今なんだ。

次に、今後について。
これに関しては、実はまだ決まっていない。

次の仕事を見つけてからやめる人が多い中で、なぜ私は次を決めずに辞めたのか。

① これだ!と感じる選択肢がない中で、自分を焦らせたかった
なかなか「これだ!」と心から感じる仕事のオプションがなかった。心から腹落ちしないと動けない自分の性格を知っているからこそ「これだ!」を待っていたらいつまでも動けないだろうなとも思い、時間やお金に制限をつけることにした。

そうでもしないと、焦らないだろうとも思った。会社というセーフティーネットがある中で、どれだけ本気になれるだろう?ましてや、超ホワイト企業で心地よく働かせてもらっていると、「まあいいとこが見つかれば〜」くらいの気持ちでいつまでもズルズル居てしまう気がした。

学生時代から、宿題は前日から始めるタイプだった。焦らないとできないし、逆に焦ると我ながら、すごい集中力を発揮する。だから今回はそんな性質を使うことにした。

② 間があくことに抵抗がそこまでない
私は、絶え間なく組織から組織(もしくは仕事から仕事)を転々としている必要はないと思っている。

特に日本では、長期休暇を取らずにすぐに次の仕事にうつる人も少なくないのではないだろうか。現に会社で、次が決まってない話をすると、多くの人が驚いていた。「レジュメ上見栄えが悪いから、あんまり仕事と仕事の間はあけない方がいいですよ〜」とアドバイスしてくる大人さえいた。

でも一定期間働き続けたのなら、少しは休んだ方がいいのでは?と個人的には思う。もちろん休まなくてもいい。でも休みたいのなら休んだらいいのでは。ずっと読みたかった本を読んだり、行きたかった場所に行ったり、会いたかった人に会いに行ったり。こういうことをする余白って人生において大事なんじゃないかな。

今の予定では、1ヶ月有休消化期間+3ヶ月の失業保険受取期間の合計4ヶ月間の間に、次の仕事を決める&自由に過ごすと決めている。

もちろん、4ヶ月間もの間休めることが特権なのも重々承知だ。休みたくても休めない人がたくさんいることもわかる。

だからこそ今やらないと、と思うのかもしれない。今の私には養う家族も、介護をしないといけない両親もいない。こんなに責任なく自由に動き回れる期間は貴重だ。(あと日本人として税金を納めている以上、失業保険や家賃補助など、もらえるものはもらっておきたい…)

ちなみに、自分がこういう話をすると、驚く人も多いが、中には、割と間をあけてきた人がいることがわかった。会社の先輩は前職と今の仕事の間を2年間あけたらしい。1年間は完全にkpopのオタ活に充てたらしい(最高)

そういえば私の彼氏も転職時に5ヶ月ニートをしていた。彼は1ヶ月ほど1人で南米旅行に行ったりと充実した時間を過ごしていたし、次の仕事への支障は一切なかったと言う。むしろ本当にその休みをとって良かったと言っていた。

③ ただの〇〇さんになりたかった
中学、高校、大学、会社、とこれまでの間、ずっとどこかに属していた。

だから今回、〇〇株式会社の〇〇さん、だったのが、ただの〇〇さんになったのは、なんとも感慨深い。

何の肩書きも所属もない状態の自分と向き合うのはとても楽しい。

自分はどんな人間で何が好きなのか、27歳になった今、改めて考えたい。

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もちろん、これからどうなるのか、不安なこともたくさんある。それでも、今は毎日が楽しいし生きていると感じられる。それだけで価値があることだと思うし、なんだかこれから何があってもこわくない。

人生において、ニートでいられる期間は貴重だと思うし、この期間に感じることはなるべくたくさん書き留めていこうと思います。。


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