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Flashback ONE35というカメラ

昨年の今頃、オーストラリアのクラウドファンディングに参加したよという記事を書いた。

昨年の8月中に発送するという当初の計画、数々のトラブルを乗り越えて手元に届いたのは今年の2月に入ってから。
待ってる間は相当やきもきさせられたけれど、ついに届いたダンボール(それも国際便!)、実物を触るとネガティブな気持ちはふっとんだ。



HOW TO USE

撮影方法はざっくりこんな感じ。

  • アプリを介して撮影モードをロードする

  • 1回のロード27枚を撮影する

  • アプリにアップロードする

  • アプリからサーバーへアップロードする

  • 約24時間待つ

  • アプリ内で画像閲覧&保存

フィルム撮影の手順をほどほどに取り込んで、デジタルトイカメラとしてはなかなかにユニークな撮影体験ができる。

まさしくデジタル「写ルンです」。

撮影する度にワインダーをぐりぐりと回す。そういう「お作法」をするカメラ。
プラスチックの角が鋭利なため、まず最初にやすりをかけて面取りしておくのがオススメ…!

27枚を撮りきらなくても躊躇なくアップロードできる点は、実際のフィルム撮影とは大きく違うところ。

アプリ「Flashback」はiOS(iPhone)とAndroidが用意されていて、頻度は高くないもののアップデートで機能が追加されたりする。

待ち時間「24H」、リリース当初はもっと待たされた。



FILM TYPE

フィルム(撮影モード)は現時点で3種類。
リリース時点では2種、その後ユーザーの意見を反映して1種類追加に。

カラー撮影モード「Flashback classic(beta)」は、ピンクかぶりが印象的。後に追加されるまでカラー撮影がこれのみだったため、ユーザーの賛否が分かれることに。

期限切れネガフィルムを再現しているらしいのだけど、なかなかにクセが強く正直使い辛かった。

レンズは広角。ファインダーの枠外まで写る。


一方で白黒撮影モードはお気に入り。
墨のような黒さと粒状感(と空の階調を吹き飛ばす白さ…)のインパクトは、何気ない風景スナップも撮影結果を見るのが楽しみになる。

「Flashback mono」はコントラストが強烈。
乾いた墨感。


3つ目はユーザーの意見を受けて追加されたカラー撮影モード。
「beta」に比べると格段に使いやすく、プレーンな表現をする。

カラー撮影モード「Flashback classic」は安心する発色。
黄色の発色は特にお気に入り。
雨の中、片手でラフに扱えるのもいい。
自分にとっての理想のトイカメラかも。



MATOME

軽くて小さい、けどチープすぎない質感のデジタルトイカメラ。

オーストラリア発のアイデアと、世界の小さくも広いコミュニティは、普段の撮影とはまた少し違うスパイスとなってくれている。