父島大冒険 小笠原への旅④
前回
前回はガイドさんがいないと入れない父島の山奥を歩いた。
今回は一般人でも行くことが可能なジョンビーチや自転車で父島を一周した写真を紹介しようと思う。
みんな帰ってしまった!!!!!
最初のころに話した通り、小笠原の交通事情は特殊なのだ。
島に来る観光客は、おがさわら丸という船で一緒に東京に来て、3日後になじ船に乗って帰るというパターンが支配的である。
そしてとうとう、船が東京に向かって出航する日が来た。
自分はまた5日後に父島から出航する便に乗る予定だったため、宿で仲良くなったほかの旅人たちを見送る。
ちなみにおがさわら丸が出航する際、小型船に乗せてもらい出航する船を追いかける形で見送ることもできる。
この日はだめだったけど船から飛び込んだりもできるらしい。
宿に戻るとめっきり少なくなった玄関の靴。
昨日までは賑やかだったんだけどなぁ…。
ジョンビーチまで
島から一時的に旅人がいなくなって、めっきり寂しくなってしまった。
北海道の時もそうだったけど、一人旅に向いてないのかなぁ俺。
とはいえ、世界遺産を一人きりで満喫できる機会もそうそうないので楽しむことに。
ジョンビーチと呼ばれる父島南部の海岸に向かう。
山道を歩いていく必要があるため一応靴は登山靴だ。
スタートは東京最南端のバス停から。(小笠原も東京都だからね)
道中の景色に圧倒される。
こんなの内地(小笠原の人はこちらのことをそう呼ぶ)じゃなかなか見られないよ。
しばらく山道を歩いていると目当てのジョンビーチにたどり着く。
天気も良くなかったし、自分ひとりしかいなかったのでものすごく孤独感がありました。
自転車で父島一周
別の日、宿で自転車を借りて父島を一周することにした。
そこまで大きい島ではないんだけど坂道が多く、電動自転車を借りればよかったと後悔する。
高低差が激しい土地柄、原付をレンタルした観光客はよく事故を起こすらしい。
心地よい静寂
自転車で父島を一周コースもそろそろ終盤かなと思っていたころ、道を間違えたことに気づく。
しかも、だいぶ長い下り坂を下った後に気づいたため、「またこの坂を上がるのか…」とテンションがた落ち。
すると道の先に小港海岸と書かれた標識が。
どういう場所か知らんけど、ここまで来たらついでに行ってみるか…と標識のさす方向へ。
すると…
あまりにいい景色で言葉を失った。
聞こえてくるのは波と風の音だけ。
島からほかの旅人がいなくなり、宿やジョンビーチで感じていた孤独感も、不思議とここでは心地よい静寂に変わっていた。
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