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私のプロフィールを少し解説してみる。学歴、賞歴、その裏側に潜むコンプレックス【自己紹介】

演奏活動をしていると、自分のプロフィールを求められることが多々あります。

<出身、学歴、師事した先生、賞歴、今何してる?>

この流れがよくある演奏家のプロフィール。まるでテンプレがあるのかのように、ほとんどこのパターンしか見ません!

私も例に漏れずそのパターンのものを使用していますが、今日はそのプロフィールを紹介しつつ、裏側を話してみようと思います。


【音楽プロフィール】

いつも使用している、演奏用プロフィールはこちら。

今田 聡美 Flutist Satomi Imada
 兵庫県西宮市出身。5歳からピアノ、12歳からフルートを始める。
大阪音楽大学短期大学部フルート専攻卒業。翌年、同大学専攻科卒業。
 これまでにフルートを菱田弓子、長山慶子、瀬尾和紀、富久田治彦、伊藤公一に、ピアノを柳美穂、横田知子の各氏に師事。ボディマッピングを長井芽乃氏に師事。
 現在は、関西を中心にイベント演奏やコンサート等、様々な場所で演奏活動する傍ら、フルート教室エクリュ【西宮夙川・芦屋】にて対面レッスン、オンラインレッスンで後進の指導にもあたっている。
 Youtubeでの動画配信も好評で、チャンネル登録者数6,800人突破中。

学歴コンプレックス

私は音楽大学の「短大」を卒業しています。これが結構コンプレックスでもありました。

音大に行けなかった人に「短大でも羨ましいわ!」と言われたこともありますが、

とあるオーディションでは短大卒、というだけで落とされたり(演奏も聴かずに)

そんな経験もしてきて、コンプレックスを感じるようになりました。


なぜ短大に行ったのか

理由はシンプル!4年より2年の方が学費が安いから。(年間200万以上かかる)

3人兄弟の長女で下に2人もいるのに、音大なんて行かせられない、と、
そもそも音大進学自体を両親から反対されていました。

でも、どうしても、ということで短大なら…とお許しをもらい、短大に行くことになりました。(ほぼ奨学金でやりくり。未だに返還途中)

「じゃあ公立の音楽学部に行けばよかったじゃん!」と言われそうですが、音楽の道を志したのが遅く(高2の夏)

浪人は許されなかったので、こうするしかなかったのです…。情けないですが、実力的にもお勉強面でも、高2から準備したとして、合格は全然現実的ではなかったのです^^;

結局、音大生活も2年では全く物足りなくて、プラス1年通うことができる「専攻科」に進学しました(大学独自のカリキュラムです)

なので音大生活は3年間でした。4年制に編入するシステムもありましたが、親からの条件が「4年制に編入するなら卒業後は教師になる」だったので、それは嫌だと思い諦めました。(うちは祖父、母が教師だったのです!)

なぜ教師が嫌だったのか?それは現役教師の母親の姿を近くで見ているし、
短大2年生の時に教育実習に行き、大変さを思い知ったからです。本当に教師している方を尊敬します😭

短大専攻科の卒業試験。大学のオペラハウスにて

【賞歴・実績】

・第16回「長江杯」国際音楽コンクール管楽器部門第3位
・第32回アジア国際音楽コンサートオーディションにて優秀賞受賞
・第25回ブルクハルト国際音楽コンクール奨励賞受賞
・海外音楽大学マスタークラス派遣助成オーディションに合格、受講費全額免除の権利を得る
・日本フルート協会新人演奏会、第14回大阪音楽大学幸楽会コンサートに出演
・2017年、フィリピンに渡りオーケストラの一員として子どもたちへ音楽を届けるプロジェクトに参加。
・2023年、2024年 ムラマツリサイタルホール新大阪にてフルートリサイタル開催

もともとコンクールとは無縁だった

コンクールやオーディション、10代から受けるのが当たり前の人や
音大在学中に受ける人も多いと思いますが、
私が受けたのは全て音大を卒業してからなのです。

というのも、もともと人前に出るのは苦手で、小学生の時もピアノ教室に6年通って、発表会に出たのはたった2回のみです(渋々出た)

音大の師匠もあまりコンクールなどを積極的に勧めるタイプではなく、(本当に上手な人には勧めていましたが…笑)

実力がないのに、「受けたい」という生徒には「あなたにはまだ早い」と、ハッキリ止める先生でした。

私は受けたいも何も言っていないので、一度も経験することなく音大を卒業してしまうのです。

なぜコンクールを受けたか

そんな私がなぜコンクールを受けるようになったかというと
ハッキリ言って”プロフィールに書ける実績が欲しかったから”ですね笑

ただでさえ学歴コンプレックスなのに、賞歴もないとなると
今後の活動がしにくくなるのでは?というのが、20代前半の私の頭の中にありました。

前述しましたが、プロフィールだけで判断されることって本当に多いんですよね。ただでさえ演奏家ってたくさんいますし。

(ふるいにかける時にまずは履歴書を見る、というのは
企業の選考では当たり前のことですし、仕方ないと思いますが…。)

ただ、この風潮はもうすでに変わりつつありますよね。
採用で、履歴書を出さない企業も増えているみたいです!

いかに、「魅力ある人間なのか?:が問われる時代が来ていると思う
今日この頃です笑 

もともとは実績欲しさでしたが、目標があることで成長できたので
受けてよかったと心から思います。それは何にもかえられない経験です。
挑戦したいときにするのは大事!

【資格】

<免許>
・中学校教諭二種免許状(音楽)
<ビジネス系>
・秘書技能検定 2級
・マイクロオフィススペシャリスト(Excel・Word)
・日商PC検定 3級
・日本情報処理協会ワープロ検定 2級
・ビジネス文書検定 2級
・ビジネス実務マナー検定 2級
<メンタル系>
・JADP認定メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー
・メンタルヘルスマネジメント検定 Ⅲ種
<食・栄養系>
・ティーコンシェルジュ3級
・マクロビオティックセラピスト
・全国高等学校家庭科食物調理技術検定 3級

今の生活に生きている資格

ハマると突き詰めたくなるので資格にもたくさん挑戦しました^^;

ビジネス系の資格に関しては会社員時代に取得。きっと会社員をしていなければ挑戦していないと思いますが、

メールの文章、言い回し、立ち居振る舞いなど、演奏のお仕事にも活かせられることはたくさんあるので勉強してよかったと思います。

ティーコンシェルジュやマクロビオテックは完全に自分の趣味です。
食べ物、栄養にとっても興味があり、こちらは私生活に活かしています。

心理カウンセラーはレッスンに役立つと思い、上級まで取得しました🎵

マイクロオフィススペシャリスト(Excel)に関しては満点合格でした💯
ささやかな自慢です笑

コロナ禍でも暇つぶしにたくさん勉強しました!
こちらはメンタル心理カウンセラーの証明書。

自分でビシネスしていくのにおすすめの資格

・秘書技能検定 2級
・マイクロオフィススペシャリスト(Excel・Word)
・ビジネス文書検定 2級
・ビジネス実務マナー検定 2級

このへんは、演奏活動にも活かしやすいオススメの資格です。
メールの文章や、挨拶のマナー、贈り物をする時の決まりなど
意外とわかっていないことが多いですが
勉強することで自信を持って対応できるようになります。

ExcelやWordはいつ使うの?と思われるかもしれませんが
Excelは見積書や売上管理、助成金を得るときの申請書作成に。

Wordは、演奏会を企画した際、協賛の依頼書やお礼状の作成に。
なにかと使うことが多いです。

大学生でも勉強したら取れるので、これから演奏活動をしていきたい人はぜひ勉強してみてください!


資格ジプシーになっていたのかも

私は、「いつも何かに向かって頑張っていないと不安になる」タイプで、資格取得にハマっていた時も、そんなふうに自分を追い込む気持ちがあったと思います。

結果的に、どれも今の自分の生活に活かせられているし、頑張ってよかったなと思いますが、ちょっと頑張りすぎていた気もします。

後からビジネス系の本をよく読むようになって知ったのですが、こういう人のこと「資格ジプシー」っていうらしいですね!笑

もっと勉強しなきゃ、もっと資格を持たなきゃ!と、どんどん資格を取ることに満足してその先にいけない…ちょっと心当たりがります^^;

頑張ることも大事ですが、「足りない!もっともっと!」のループにハマらないように注意したいと思います^^;

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普段何気なく使用しているプロフィールをちょっと深掘りしてみました。
思った以上に文章が長くなってしまい、読みにくかったらすみません。

次は、もっと楽しく趣味や簡単な生い立ちを紹介したいと思います。
よかったらお付き合いくださいませ🙏🏻🎵

コツコツ投稿を続けているYoutube
登録者がもうすぐ7,000人いきそうです…!

◾️各リンク


・オフィシャルサイト
・フルート教室エクリュ
・Youtube
・楽譜販売ページ
・Instagram

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