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片頭痛との付き合い ①

『片頭痛』

この病気に悩む人は多いのではないだろうか。
わたしもその中の一人にすぎないが、「頭痛さえなかったら、どんなに人生が豊かになっていたか」と思うほど、長く苦しみ続けている。


頭痛は大きく分けると3つに分類される。
緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛

わたしが経験したことのある頭痛は、緊張型頭痛と片頭痛。

頭痛があることを自覚し始めた当初は、緊張型頭痛だったかもしれない。20歳を過ぎ、社会へ出ていくようなってからのこと。当時は、ロキソニンを飲むことでしのいでいた。その頃はまだそれなりに痛みを抑えることが出来ていたのだ。

しかし、数年もそんなことを続けて行くとロキソニンでは痛みを抑えられなくなっていた。これも頭痛経験者ならあるあるではないだろうか。

さらに女性の頭痛にあるあるな、月経に関連して痛みが出ている状況に気付くこととなる。そうなって初めて頭痛のことを病院で相談することになったのだが、選んだ病院は当時のかかりつけの産婦人科だった。

「月経に関連している」というのがポイント。
産婦人科で提案されたのは、低用量ピルの服用だった。
ピルは避妊薬として使われるのが一般的かもしれないが、他にも使い方はある。副作用があったり、服用に適さない人もいるため、誰でも飲めるものではないことだけ触れておく。

早速、ピルの服用を開始。
目立った副作用はなかったが、一番効いてほしい頭痛には全くと言っていいほど効果がなく、ピル服用中も決まったタイミングで頭痛に襲われる結果となった。

そうなると、産婦人科のDr.もお手上げな様子で、「頭痛の専門外来に行ってみてはどうか」と言われたのだ。

この時、20代半ば。
仕事でのストレスも抱え、頭痛の頻度は増えていくばかり。
はじめの頃は、月経が来るだろう数日前に頭痛が来る。プラスαあるかないかだったのが、頭痛外来の門をたたく頃には月に数回は頭痛で苦しむようになっていたと思う。

ネットで「頭痛外来」のある病院を検索したが、まぁ数の少ないこと。通える範囲で考えると選ぶ余地はほぼなかった。

選んだ病院は消化器内科がメインで、他に心療内科や頭痛外来なども併せて診療しているクリニックだった。
(この病院では後に心療内科でも診てもらうことになる)

そこで言われたのは「典型的な片頭痛」ということ。血液検査などもしてそう診断された。
ちなみに、初診の時点で二次性頭痛ではないという見立てでMRIなどの検査はしていない。

ここまできてようやく片頭痛に特化した薬での治療が始まる。
トリプタン系薬剤といったもので、数種類ある中から一つずつ試していって、自分に合う薬をその後継続して頓服薬として飲むことになった。

ちなみに、マクサルト(ジェネリック名∶リザトリプタン)という薬だ。
当時はジェネリックがなかっため、とても高い薬で正直飲むのを躊躇うほどだった。それでも、片頭痛の辛さを抑えられるならと月に数回飲んでいた。

この時もう一つ悩んでいたのが副作用。
眠気がとにかく強くて、痛みが抑えられたとしても眠気で仕事に影響が出てしまうほどだったのだ。

マクサルトのいいところは、効き始めまでの時間が短いこと。その分持続時間が短いともいえるのだが、この薬が一番自分には合っていた。

合う薬さえ見つかれば、定期的に薬の処方をしてもらうだけになるため頭痛外来をやめ、近所の内科で薬を処方してもらうようになっていった。

②につづく…





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