いろんな本のつくりかた|手製本
noteを再始動して、小説を書く方がたくさんいることを知りました。noteで満足、という方もいらっしゃるし、小説家を目指している方もいますが、書いているものを本という"かたち"にしたいと何となく思っている方も多いのかな、と感じています。
そこで。小部数なら手製本という考え方もできるよ、というお話です。たまたま昔作ったものが出てきたので、作例としてご紹介してみますね。
紙を折って紐で結ぶだけの本
束ねた紙を半分に折って、結ぶだけ。
レストランメニューでたまに見かけるスタイルですね。
紐や紙のセレクトで色々工夫できるので、手軽で楽しいと思います。ページ数が多いと難しいのですが、ショートショートやエッセイなどを数作品載せるにはいいかもしれません。ホチキス留めより素敵に見えます。
これは、大学時代に制作した作品をまとめた小さなポートフォリオです。私が真面目な学生ではなかったことがバレてしまう内容となっています。笑
糸綴じ本
束ねた紙に千枚通しで穴を空けて、糸で綴じた本です。紐で結ぶよりもページ数を多くできます。紐よりは労力がいりますが、さほど難しくもないんです。ちょっと本格的に見えるというか、良いもの感が出ますね。
この本は昔、雑貨屋さんが開催したノート展にお誘いしていただき、ちまっと出させていただいたもの。散歩で見つけたものをテーマに作っています。ノート展だったということで、先に無地の紙を綴じて後から貼ったり書き込んだりしています。ちょうどこの頃、同テーマで紙雑貨やスタンプを制作販売していたので、所々に使っています。
後から貼り付ける方式だと、ページの順番を考えてデータを作らなくてよいので、楽かもしれないですね。
手製本は多くの方に届けるには不向きですが、自分の作品を何か"かたち"にしたいという人にはおすすめです。個人販売レベルなら低予算でできるし、自由度が高いので面白いものが作れます。形、ページ数、紙。作品の魅力を引き出してくれる素材や形を選べるのが魅力ですね。
ミニ本が挟まっているような感じでサイズの違うページを作ることもできますし、ページによって紙を変えることもできます。布を挟んでも面白いかもしれませんね。
綴じるのにちょっと便利なアイテム
最後に...
ちょっと便利なアイテムのご紹介。
『タテヨコホッチくる』という商品。針を打つ向きを変えられるので、奥まで留められるんです。15枚まで綴じることができるので、A4を半分に折った、A5版の冊子を簡単に作ることができます。Amazonで買えますよ。
今回は多くの人に届けるには向かないけど、自分の作品を"本"という形にすることはそんなに難しくないんだよ、というお話でした。
"こうしなきゃいけない"に捉われず、いろんな方法を試してみるのも面白いのかな、と思います。新たな出会いがあるかもしれませんしね。
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