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2022年も「わくわくの高校生活」! 鵡川高校

 2022年(令和4年)が始まりました。昨年も鵡川高校魅力化コンソーシアムの皆さまをはじめ、保護者の皆さま、地域の多くの皆さまに支えられ、制限の多い中でも様々な教育活動を行ってまいりました。本当にお世話になりました。

 今年も本校は、多くの本気の大人の方々とともに、「むかわ学」、「チャレンジスタディ」、「デュアルシステム」、「夢叶輪公営塾」との連携など「地域全体をキャンパスとした学び」をすすめてまいります。今後とも皆さまにはたいへんお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、年末年始には、苫小牧民報さまに本校に関する記事を複数掲載いただきました。年末には『記者ノートから 2021』の中で、本校について次のように取り上げていただいきました。

『鵡川高校の挑戦』 『思い詰まった「キンパ」』画像1

 本校の地域課題解決型探究学習「むかわ学」を通じて、「どのようにして地域に若者を増やすか」という課題に対する解決策として生徒たちが地域の方々と協力し実現した商品開発プロジェクトです。記事は「…同校が発信する地域をキャンパスにした取組が徐々に形になりつつある。まちの未来を切り開く高校生から次はどんなアイデアが生まれるのか。考えるだけでワクワクが止まらない。」ということばで締めくくられており、本校の生徒たちの取組が広く地域に認められつつあることをとても嬉しく感じます。

 次の記事は、『元日新春特集号』として、本校を取り上げていただいたものです。

『若い世代が活躍 大人気むかわキンパ 鵡川高生が開発』『イベント企画など模索』画像2

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 本校の「むかわ学」は地域の様々な分野の方々からお話を伺ったり、地域について調べたり、フィールドワークを行ったりしながら、むかわ町について学び、その中からそれぞれに課題点を見出し、探究活動を通して課題解決策を見出すことで持続可能な地域創生のための基礎的な知識や技能を身につけることをねらいとしています。最終的には3年生の12月に提言発表会でむかわ町長をはじめとした地域の方々に向けて、むかわ町の現状を踏まえて、どのようにすればよりよい町づくりをすることができるのかを高校生の立場から提言いたします。

 昨年は単なる提言に留まらず、様々な方々と連携させていただきプロジェクトという形で生徒たちの実践に裏打ちされた発表が多く見られました。「アイデアを出すので、誰かやってください」というスタンスから、「自分たちが中心になって取り組みますので、どうか協力・支援をしてください」というスタンスへと取組が深まってきたのだと私は捉えています。


 我々を含め、こどもたちに求められているのは、自ら課題を見つけ、それに対して、仲間と協働して、解決策を見出し、ヒトとつながり、協力者を増やしていきながら実際に行動していく力です。今、求められているのは、かつての高度経済成長期のような、素直でおとなしく、ひとの話しを黙って聞き、黙々と作業をするような人間ではありません。自ら考え、ヒトとつながり協働し、自ら実行できる人間です。そのためには、批判的に物事を考える力、周囲の人たちを巻き込む力、様々な角度から物事を考え、実行する力が必要であると考えています。

 2022年も、鵡川高校の生徒たちの活躍をご期待ください!

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