『昨夜のカレー、明日のパン』 written by 木皿泉
愛する人がこの世をさって、本当は悲しいはずなのに。
一樹はもう2度と帰っては来ないのに。
それなのに、日常の中で感じるささやかな幸せ。
心にスッと入ってきて、そして ほんのりあたたかかい。
そんな「言葉」のおかげで、今日も、明日も生きていくことができる。
この本を読み終えた時、
心が温かくなる。
自分の"居場所"を大切にしたくなる。
そんな物語を、手に取ってみませんか。
*
19ページより
「やっぱり、言葉って効くもんなんですね」
「その人は、きっと何かにとらわ