「ブックセラーズ IN JAPAN」 ⑥海星堂・店主山田耕作さん_映画『ブックセラーズ』公開記念企画

ミモザフィルムズ

2021年4月27日 11:35

世界最大のNYブックフェアの舞台裏を通してブックセラーの世界に迫ったドキュメンタリー『ブックセラーズ』の公開を記念して、日本で活躍するブックセラーを紹介する企画「ブックセラーズ IN JAPAN」。

第６回目は、海星堂・店主山田耕作さんです。

店主写真

海星堂・店主山田耕作さん

Q.お店の特徴を教えてください

映画、アイドル、スポーツ(野球/プロレス/相撲など)、自動車、鉄道、漫画、アニメ、アメコミ、オカルトなどサブカル系の分野を中心に、ミステリ、SF、戦前の絵葉書や資料など懐かしい物、面白い物を広く扱っています。

店内２

Q.ブックセラーになったきっかけや理由があれば教えてください

父親、兄とも古書店を営んでおりましたので馴染みがあり自分自身の店を開業しました。映画が好きだったので関連の書籍と一緒に映画パンフレットやポスターなど並べたのが始まりで、その後も漫画やアイドル、スポーツ等当時はまだ珍しかったサブカルチャー分野を中心にジャンルを広げ現在に至ります。

店内３

Q.自慢したい本、すすめたい本を教えてください。それはどんな本ですか？

手塚治虫の漫画「来るべき世界　前編と後編(宇宙大暗黒篇)」です。昭和26年に不二書房から発行されたもので、手塚治虫の初期のＳＦ三部作を締めくくる作品です。当時では珍しい長編に加え、複数の主要キャラの話で組み立てるという画期的なアンサンブルが魅力の作品です。当時の単行本は1冊でも入手し難いため前後編2冊揃って入荷した時には大興奮でした。

本の写真