「ブックセラーズ IN JAPAN」⑧ TOUTEN BOOKSTORE・店主古賀詩穂子さん_映画『ブックセラーズ』公開記念企画

ミモザフィルムズ

2021年5月1日 07:25

世界最大のNYブックフェアの舞台裏を通してブックセラーの世界に迫ったドキュメンタリー『ブックセラーズ』の公開を記念して、日本で活躍するブックセラーを紹介する企画「ブックセラーズ IN JAPAN」。

第８回目は、TOUTEN BOOKSTORE・店主古賀詩穂子さんです。

TOUTEN BOOKSTORE・店主古賀詩穂子さん

Q.お店の特徴を教えてください

コーヒーとビールが飲める新刊書店です。小さいですが街の書店として、雑誌、絵本、グラフィックノベルまで幅広いジャンルを扱っています。生活の中の読点となれるよう、息抜きができるお店づくりを心がけています。

Q.ブックセラーになったきっかけや理由があれば教えてください

落ち込んだ時、学びたい時、言葉にできない感情を抱えた時、本と本屋に助けられました。自分が住む街に本屋が必要で、ないなら自分でつくろうと思ったことがきっかけです。

Q.自慢したい本、すすめたい本を教えてください。それはどんな本ですか？

雑誌『ニューヨーカー』の表紙を何度も手がけてきたイラストレーターであり漫画家のエイドリアン・トミネの『キリング・アンド・ダイング』サイン本は自慢したい1冊です。2017年、ニューヨーク本屋めぐりをした時にStrand Book Storeにて購入しました。トミネが描く6つの人生。アメリカ社会で生きる人たちの複雑で微妙な感情を、静かな目線で読ませてくれます。