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【絶賛公開中】『天空の結婚式』監督特別インタビュー到着!

 1月22日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか絶賛公開中の映画『天空の結婚式』。今回、待望の日本公開を記念して、本作のアレッサンドロ・ジェノヴェージ監督の特別インタビューが到着しました!


ジェノヴェージ監督

 ジェノヴェージ監督は、アカデミー外国語映画賞受賞監督ガブリエレ・サルバトレスに見出され、演劇界から進出したイタリア・コメディ映画界の旗手。ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された大ヒット舞台「My Big Gay Italian Wedding」を映画化した本作では、監督と共同脚本を手掛けている。


◆脚本について

 映画化の過程で主に苦労したのは「脚本」でした。「最初の時点では、結婚を望む2人の若いゲイのカップルの物語を盛大なミュージカルを盛り込んだコメディに仕上げたら面白いだろうと思いつきました。私たちが脚本を書き始めた時、イタリアにはまだ同性婚を認める一切の法律がなかったので、脚本の初稿はその状況を反映したものでした。なんとかして、私たちの国の不条理な状況を明らかにしたいという声明だったのです。」そんな中、なんとイタリアでは2016年に下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決、そうした状況を踏まえて脚本を大きく修正する必要がありました。

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◆本作の大きな魅力の1つ、物語の舞台となる村チヴィタ・ディ・バニョレージョについて


 チヴィタ・ディ・バニョレージョ(『天空の城ラピュタ』(86)のモデルの地ともいわれる絶景を誇るイタリア有数の観光地)を舞台に選んだ理由は、世界でも他に類を見ない場所だからです。そして、「死にゆく村」とも呼ばれているように、同時に、映画のメインテーマに対する偏見への静かなアプローチを上手く表現できると信じていました。また、長い歴史を持ちながらも、ゆっくりと崩壊していく丘の上に位置している場所が、この物語の舞台にぴったりだと思いました。

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◆日本の皆さんへメッセージ

 日本の観客の皆さんがこの映画を熱く歓迎してくれることを願っています。イタリアらしさを大いに味わうことのできる映画だとしても、この物語とその映像スタイルが国境を越えることができると信じています。ご覧くださる皆さんに心から感謝の気持ちを伝えたいです!

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■アレッサンドロ・ジェノヴェージ(Alessandro Genovesi)監督プロフィール

 1973年1月10日、イタリア、ミラノ生まれ。監督、脚本家、俳優。舞台俳優としてキャリアをスタートし、2007年に脚本を手掛けた舞台「Happy family」が大成功を収める。2010年に、『エーゲ海の天使』(93)でアカデミー外国語映画賞を受賞したガブリエレ・サルバトレス監督によって映画化され、共同脚本、助監督として参加したジェノヴェージは、本作でナストロ・ダルジェント(イタリア映画批評家協会賞)脚本賞に見事ノミネート。2011年に、『La peggior settimana della mia vita』で映画監督としてデビューを果たした。2018年にイタリアで公開された本作『天空の結婚式』は、Golden Ciak賞助演男優賞にノミネート、国際的なLGBTQ作品の映画祭であるOutflix国際映画祭の観客賞で最優秀外国映画賞を受賞、イタリア国内興行でも成功を収めた。新作の『10 Giorni Senza Mamma』が2019年のイタリア国産映画で興行収入約10億円で第1位を記録した。

天空の結婚式_ポスター



映画『天空の結婚式』

YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国絶賛公開中!

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