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無気力なときにこそ読みたい本

疲れきったり落ち込んだりして
外へ出るエネルギーも無く
物事をいろいろ考えようとするエネルギーも無く
なにかに没頭するエネルギーも無く
でも本を読んだり映画を見たくなる
という経験をしたことはありませんか…??

物語に没頭するのにもエネルギーが必要で
そしてどの作品を選ぶか考える気力もない

そんなとき、この作品をおすすめしたい。


『時をかけるゆとり』
 著者 : 朝井リョウ

「圧倒的に無意味な読書体験」
なんて帯がついているこの本。

とりあえず読んでみてほしい。

どんなに疲れていても
どんなに頭を働かせたくなくても
この本はなぜだかスルスル読める。

そして気づくとゲラゲラ笑っていて
読む前より元気になっている自分がいる。


この本は「桐島、部活やめるってよ」や「何者」
の著者である朝井リョウさんのエッセイ集。

出てくるエピソードも面白いが
何より言い回しがツボにハマる。

理解不能の授業、つぶれるバイト先、迫り来る就活…。大学生作家だった朝井リョウの、華やかな看板の裏で繰り広げられた東奔西走の日々。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。〔「学生時代にやらなくてもいい20のこと」(2012年刊)の改題,3篇を追加収録〕

ここで更に具体的なあらすじや感想を書いても
きっとこの本の面白さを感じてもらうことは
不可能なので…
ぜひこの本を読んで実際に体感して欲しい。


そして…
なにかと最近落ち込みがちだった私は
先日久しぶりに読んで
生きてりゃいろいろあるけども
それをこの本のように捉えていけば
人生もっともっと楽しくなるなぁなんて。

チャップリンの言葉をふと思い出した。

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

(人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である)

ー チャールズ=チャップリン



ちなみに…
無気力なときに決まって見ようと思う映画は
『パディントン』

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こんなご時世だからこそ
もっとこういう類の作品開拓したい。

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