新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

54歳、初現場。可能性を自分で止めない

mimosa|女性限定動画編集スクール

「3人の子育てに奮闘し、気づけば54歳。【あと何年、元気に動けるだろう】と考えてみると、このままではマズいと感じ、動画の世界に飛び込みました。」

そう話し始めたのは、mimosa1期卒業生の三上明子さん(以下、Akikoさん)。mimosaが制作したMVの撮影では、15現場のアシスタントとして活躍しました。

宮本亞門さんプロデュース企画『NEXTアーティスト 』MV撮影現場

Akikoさんはコース卒業後もアドバンスコース(※)や勉強会で技術を磨き、合宿や現場アシスタントの機会があればほぼ皆勤で参加。新しいPCも買い揃え、動画撮影や編集に精を出しています。

年齢を物ともせず学び続けるAkikoさん。その生き方から見えてきたのは、動画編集が人生を楽しむためのツールになるという発見でした。

※アドバンスコース
mimosaキャリアコース卒業後、さらにスキルアップしたい方向けの継続講座。

【三上明子(みかみ・あきこ)さん】1967年長野生まれ、東京都在住。
3人の子どもを育てながら、ご主人が経営する会社の広報担当としてサポート。mimosaキャリアコース1期卒業後、アシスタントとしても活躍。お弁当動画、旅行、BTSが好き。https://lit.link/akimika


コロナ禍で考えた、残りの人生の過ごし方

-Akikoさんを見ていると「50代で動画編集に挑戦されるなんてスゴい!」という印象を持ちますが、そもそもなぜ動画編集の世界に飛び込んだのですか?

きっかけはコロナ禍ですよね。2年前の春と言えば自粛自粛で、人生についてあれこれ考える方も多かった時期だと思います。私も50歳を過ぎた頃から「残りの人生をどう生きようか」という課題が頭の隅にずっとありました。そんな私とは裏腹に、周りの友人たちが新しいことに挑戦していく中で「今、ここで何かを始めない方がマズい」という考えになっていました。

Akikoさんの3人のお子さん

そんな漠然とした不安があるさなか、TVのニュースを見るのも億劫になり、子どもたちの真似をしてYouTubeを見るようになりました。そこで、BTSやお弁当動画にハマっちゃって。

自然な成り行きで、自分でもお弁当動画を作ってみたくなり、iPhoneでお弁当づくりを撮影し、iMovieで編集し、YouTubeにアップしました。もちろん動画編集はわからないことが多くて、その後mimosaに入ることになります。

自分の年齢も気にならない、多様な受講生

-mimosa受講中、年齢は気になりませんでしたか?

確かに10代〜20代の方ばかりのスクールだったら受講することに躊躇したかもしれません。でも、mimosa1期には60代の方がいたり、同じ50代の方もいたりで、年齢を気にするような場面にすら出くわしませんでした。

そもそも、講師のしおりさんはNY在住ですし、一緒に学ぶ受講生もアメリカ在住の方も多いので、「それぞれが違う境遇にある」という前提が、スクールの共通認識としてあるように感じます。授業が始まる時も時差がバラバラなので、「おはようございます」「こんばんは」「こんにちは」で挨拶し合いますし。

そんな雰囲気なので、お互いの生き方やバックグラウンドに単純に興味が湧いたり、尊敬の念を抱いたり。動画をつくることとは別の面白さがありました。

NY在住、YouTuber大石結花さんをゲストに迎えてのトークイベント

若者たちの一生懸命な姿が刺激に

-実際に授業を受けて、動画編集のスキルは伸びましたか?

もちろん!構成の考え方、素材の見つけ方、カットの仕方、PremireProのワークスペースの作り方など、プロが当たり前にやっていることを教えていただくことで、苦戦していた作業がかなりスッキリしました。また、受講する前は1人で悶々とする時間が多かったのですが、授業や勉強会、Slackですぐに質問できるので作業効率が上がりましたね。

ただ、キャリアコースの卒業コンペで「ヤバい」と思いました。みなさんの作品のレベルの高さにびっくりして、自分は撮影スキル、構成力、そもそも作る量が圧倒的に足りないと感じて。

-それで、キャリア卒業後、すぐに開催された合宿に参加されたのですね。

そうなんです。能登合宿は、「旅するおむすび屋さん」の菅本香菜さんの取材に同行し、ドキュメンタリー制作の裏側を体験するものでした。

一番衝撃だったのは、旅を楽しみながらも良い仕事、良い作品づくりってできるんだなという発見。例えば、みんなで雑談をしながら楽しく夕飯を食べていた翌日の撮影で、しおりさんが夕飯の話を受けての質問をポンと投げかけていたんですよね。何気なく過ごしていた中でも、それが全てのシーンに繋がるんだなというのが驚きで。

きっとしおりさんは、カメラを手にしていない時間にもインタビューの準備をされていたんだろうなと。つまり、香菜さんがどんな場所で、どういう言葉が口から出てくることが大切なのかを考えながら過ごされていたんだなと感じました。

あとはもう、若い子たちの努力や才能をヒシヒシと感じました。例えば、同行していたインターンの学生さんが、夜中にむくっと起きてPCに向かっていたり。カメラマンの子が海の中まで入って撮影したり。「びしょ濡れになってまで撮影するの?」と私はただただ呆然と驚いていたんですが、その横でインターンの子がタオルを用意していて。

-準備が大切(笑)

そうなんです(笑)作り手も、それを支えるアシスタントも、次を先読みしての準備が大切だなと。

あとはもう単純に、若い子たちが一生懸命努力する姿に、私ももっと頑張りたいなとエネルギーが湧いてきました。

▼同行の様子をまとめた作品

15現場のアシスタントに抜擢

-mimosaのスクールに参加する上で心がけていることはありますか?

ん〜みんないい人が多くて、学ぶことも多くて、尊敬していて。それぞれが一生懸命に学ぶ姿を見て、私もなんでも頑張りたい気持ちが湧いてきて。スキルアップに関わらず、何か貢献できることはしようという気持ちでいますね。

-例えば、どんな場面でその気持ちを発揮されましたか?

宮本亞門さんプロデュース企画『NEXTアーティスト 』のMV撮影のアシスタント募集があったので、それに応募しました。募集要項に「チームワークを大切にできる人・スキルよりやる気」と書かれていたので私でもできるかなって。「やる気を示せて、さらに貢献できることはなんんだろう?」と考えた末、「15現場すべて出ます!」としおりさんに提案しました。

-15現場すべて!

15現場すべて参加したアシスタントは、リーダーの方と私だけで。アシスタントは三脚を立てたり、照明のセットをしたりだけかと思っていましたが、各撮影現場での書類手続きや鍵開けなど、細かい作業が多く初めはてんやわんやしました。でも、すべての現場に出るとわかっていると、その後はリーダーの方と阿吽の呼吸で仕事ができたので、結果的に今の私にできる最善の提案だったのかなと思っています。

宮本亞門さんと撮影スタッフ

-撮影現場に出ると、新たな自分の一面を発見できそうですね。

限られた時間での撮影は、そこにいる全員で「どうやったらいい作品が撮れるか」を考えながら動く必要がありました。チームで動くことが大切だと実感し、現場を重ねるごとに「自分ができることで貢献しよう」という気持ちがより育っていったように感じます。

シルホイールパフォーマーさんの、カメラの位置決めの様子

世界が広がり、夢が手に届きそうな目標になる

-動画に出会ってから、生活が大きく変わったのではないですか?

朝カフェ仲間からは、私がプロのクリエイターになったと勘違いされてます(笑)あとは、次女のお友達が高校の生徒会をやっていて、その子が動画編集に煮詰まっていると聞いて、教えたこともありました。

-お子さんたちも、お母さんに対する印象が変わってそうですね。

富士山合宿に参加した時は「お母さんまたどっか行くの?」と次女に言われて。それに対して長男には「いいじゃん、お母さんは今それしか楽しみがないんだから」と茶化されて。「なんかお母さん楽しそう」とは思っているみたいです。

-これからやってみたいことはありますか?

海外のエンタメが好きで、それに関わってみたくて。mimosaに入ってから、夢で終わると思っていたことが、手が届きそうな目標に変わってきたように感じます。

子どもも大きくなり、少しずつ自分も外に出ても良いかなって。動画に出会い、世界がどんどん広がり続けています。体力があるうちに、好奇心の赴くままに楽しみたいですね。

mimosaピクニック撮影会

目の前の人を尊敬する心が、貢献したい気持ちを生み、それが向上心に繋がり、その循環が暮らしに楽しさをもたらす。幸せに生きるヒントに溢れたAkikoさんの生き様から、動画クリエイターとしても無限の可能性を感じました。

【取材・文=渡邉茜(mimosa2期生)】

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
mimosa|女性限定動画編集スクール
​動画編集を​基礎から学ぶことができる女性限定のオンラインスクール。mimosa-editor.com