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自分らしい文章とは?

先日、本多勝一さんの「日本語の作文技術」という書籍を読んでハッとさせられたことがあったのでnoteにまとめておこうと思います。

学生の頃は本を読む時間がふんだんにあるので、教科書だけでなく好きな小説・エッセイに詩、自己啓発本や新聞で書かれていた文章の言い回しや表現を覚えては得意気に作文やレポートで真似して使っていた覚えがあります。

たくさんの文章を読んでいるうちに自然と頭にいろんな表現が蓄積されていくんですよね。

プロの文章を真似して書き方を覚えていくのはもちろん大事な過程だと思いますが、本多さんの本を読んで気づいたのは
「自分の言葉で表現することこそが最も大事」
ということでした。

文章を書いているとつい読んだことのある表現をそのまま使ってしまったりしますが、それでは自分の個性が出なくなってしまう。

ありきたりな表現ではなく、自分が経験した状況や想いに可能な限り近づけてそれを相手にそのまま追体験してもらえるような言葉を考えてみる。

思いつくままの文章を書くより時間はかかりますが、それこそが
「自分らしい文章」を書く上ではおろそかにできない大切な工程なんだということ。

好きな作家さんの文章を思い返してみるとと、使い古されたような表現は一切なく、自分の想いを作家さん自身の言葉で丁寧に綴られているので、その人の感性がすんなりこちらに伝わってきて読んでいてとても新鮮です。

だから新しい発見があるし、その人の文章をまた読んでみたいと思えるんですよね。

おそらく文章を書く上で一番大事なことなのではないかと思ったので、このnoteに書き留めておきます。

わたしも皆さんにまた読んでみたいと思ってもらえる文章を書けるよう、これから自分の言葉をピカピカに磨き上げていきたいと思います!

                                                                    2024.3.15


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